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今晩はフリーミアムのイベントに行ってきます。

フリーミアムはオープンなウェブに基づくと思います。これからはコンテンツは変わらずに、ファイルフォーマットが多様化に対応していきます。さらに付随して扱うデータも拡張します。そしてそれに応じて製品提供モデルやサービス形態も変わります。アプリ主体のWeb 3.0, セマンティック・ウェブへの移行です。ソーシャル・ゲーム開発会社ZyngaのCEOであるマーク・ピンカス氏がうまく表現してくれています。
Mark Pincus: Web 3 Is The App Economy (TechCrunch, 2009年10月20日)

例えば、書籍でも今回はpdfで配布されましたが、携帯端末向けファイルフォーマットやmp3などのオーディオブックも有ると思います。またそれをチャプター別にして配布するというやり方はすでにあるわけですので。また、音楽配信であれば、ナイン・インチ・ネイルズやレディオヘッドが代表例だと思います。

NIN、無料でダウンロードするファンの多さに落胆 (BARKS、2008年1月7日)

ナイン・インチ・ネイルズ、またもや新作を無料で提供 (BARKS、2008年3月5日)

NIN、はやくも新作をリリース、またもや無料 (BARKS、2008年5月6日)

しかし、フリーミアムの成功事例がまだ無いのと同様に、実際に彼らがダウンロード配信で成功したのかといわれると、分かりません。彼らはすでに確立されたアーティストであり、コアなファンをすでに持っているという大きな利点があります(逆に考えれば、その人たちがロイヤル・カスタマーとなります)。また成功の指標が、従来のビジネスと同様の「売上高」という視点で測定される点も疑問です。もっと詳細なデータ(例えば、iPodでの再生回数など)で分析できるようになってほしいです。

コンテンツのデジタル配信もストリーミングはフリーで、アーカイブは有料もしくは期限付きなど、新しいビジネスモデルが生まれます。アマゾンからも将来はテレビ番組などのコンテンツをゲットでき、第三社のサービス(カスタマイズや連携、録画)も課金制で利用できるようになるかもしれません。

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Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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