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7/7にAMNさんのイベントで「ゲーミングPC ALIENWARE & NVIDIA 3D VISIONゲーム体験会」に参加してきました。

今回のイベントではAlienwareの最新デスクトップ/ノートPCにNvidiaが2009年に発表した『Nvidia 3D Vision』を組み合わせて3Dゲームの迫力を体験できるイベントでした。冒頭にAlienware、Ndiviaの方たちから簡単な製品の紹介がありました。

 Alienwareはデルが2006年に買収したアメリカのゲームPCブランド。Alienwareは買収後も独自の製品とマーケティングを展開しており、その独特のルックスとハイエンドなスペックはSF映画に出てくる宇宙人の母船のごとく他のPCとは一線を画しています。「楽しさへのこだわり」を大事にするブランドで、その意識はパッケージやマウス、パーツ別のイルミネーション、デスクトップの壁紙など個性的で遊び心満載のPCデザインに反映されており、また「Alienware Arena」というコミュニティサイトやYoutubeチャンネルを運営しており(英語圏内)、ゲーム紹介などユーザーとの交流を大事にしていることが伺えます。
Nvidiaは1993年に設立された、GPU(グラフィックスチップ)の製造販売を手掛ける半導体メーカーです。PCにまだネットワーク機能もない頃にいち早くPCゲームの可能性に気がつき、現在はデルを始め、Asus、Acer、ソニー、HPなど多くのPCメーカーのハイエンド/エンターテイメントPCにグラフィックスを提供している業界のリーダー企業です。また先月のComputexでは業界でいち早く『3D PC』のカテゴリーを発表するなどエコシステムの拡大を進めている先駆者的存在でもあります。余談ですがNvidiaのジェンセン・フアン (Jensen Huang) CEOは自分が通ったオレゴン州ポートランド近郊のビーバートン高校(Beaverton HS)の隣の学区にあるアロハ高校(Aloha HS)出身です。

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会場には3Dゲームができる3台のデスクトップPCと、ノートPCが置いてあり自由にゲームができました。こちらは史上最強と呼ばれる最上位機種「Alienware Area-51 ALX」システム。Intel Core-i7 980X、Nvidia GeForce GTX 480SLI、6GB DDR3-1333 SDRAM、256GB SSDを搭載したモンスターマシン。さらに3D対応ディスプレイAlienware OptX 23インチ 3台とハンドル、サラウンドサウンドシステムも備えた「3D Vision Surround」の最強のゲーム仕様です。
こちらは「Alienware Aurora」。Intel Core-i7 975、Nvidia GeForce GTX 295SLIに3DフルHDディスプレイのAlienware OptX 23インチを備えたマシン。こちらでは発売前のカプコンの「ロスト・プラネット 2」PC版が3Dでプレイできました。側面を開けてみました。

今年は「3D」元年と言われるほど3D映画、家電、コンテンツが注目されており、自分も「アバター」、「アリス」など数回3D映画は鑑賞してきました。しかし、3Dゲームというとこれまでプレイステーション3を3Dで一度プレイしてみて数回店頭のデモ機で見ただけでしたので、今回が初めての体験になりました。

「Nvidia 3D Vision」について少し補足をすると、アクティブシャッター型3Dメガネと赤外線トランスミッターをパッケージ化したスターターキットとフル1080pの3Dコンテンツに対応したディスプレイ(120Hz)、Nvidia GeForceを搭載したPCで実現します。3D表示には上記のアクティブシャッター型と偏光フィルター型の2種類が現在の3D PCでは主流です。普及のためにクリアしなければならない条件の1つに、3Dシステムの仕様や機能がPCメーカー別になってしまい、機種変更やアップグレードの妨げになっていしまうことがあげられます。この問題の解決案としては、アクティブシャッター型システムは既に3Dテレビの標準システムとして採用されており、そしてNvidiaの3D Visionシステムは多くのPCメーカーがすでに採用しており対応PCやディスプレイも増加していることから、今後も引き続き導入されていくと考えられます。
「ロスト・プラネット 2」は実際に3Dメガネをかけてプレイしてみました。「3D」ゲームの使用感は言葉で表すのが難しいですが、率直な感想はインタラクティブ性のあるゲームはコントロールできない映画やテレビよりさらに3Dの世界にのめり込みやすくなっています。オープニングから草木が生い茂るジャングルの中を複数のプレーヤーと共に進んでいく映像はトレーラーで見るよりもスムースなくらい滑らかでバッファが全くみられず快適にプレイできました。Alienware PCの性能であれば余裕を持ってバリバリ3Dゲームを堪能することが可能です。
個人的には細部まで3Dで表示されるクオリティの高さに驚きました。解像度が高いため見る角度を変えても背景の映像が鮮明に表示され、上下左右に高速移動する照準に全く遅れが生じないため、3Dで見ていることを忘れてしまうほどゲームに入り込んでしまいました。特に目を引いたのは光の表現の豊かさで、凹凸感や傾斜、霧や水の流れがよりリアルに描写されていて、3Dによる視覚で草木が手の届きそうな所にあるような感覚になりました(『アバター』観賞時も同じ感覚を体験しました)。

AlienwareもNvidiaも今では確立されたゲームPC市場を、「グラフィックスチップス」と「ゲーム」という以前はワークステーションや専用ハードでしか手に入らなかった高価なテクノロジーを一般消費者のPCに安価で提供するという確固たるビジョンを持って最初に開拓した企業です。彼らの努力と技術により、医療や研究などでしか使われなかったグラフィックスが今ではデスクトップPCやノートPC、携帯電話からコンソールゲーム機、さらにはブラウザーで高品質の3Dグラフィックスをプログラミング無しで処理できるようになり、ユーザーに新たな体験を提供してくれます。これは斬新な取り組みであり、非常に重要な前進だと思っています。なぜならこれまで見てきた物が違う形態によって全く違う物に見えるようになることで、新しい価値観や想像が生まれ、表現方法が増えてコミュニケーションの手段が拡大していくと思います。その中で「3D」と「ゲーム」が今後のキラーアプリになると今回のイベントで認識できました。
自分は3Dの普及にはハードと同時にコンテンツが必要だと考えています。今後は、3D独自のスタイルに沿った新しいタイトルやジャンルが求められると感じました。たとえば3Dメガネをかけてグーグル・アースで実在の街や場所に友人と行き、その環境の中でFPSやアクションなどのゲームがインターネットを経由してリアルタイムでできるようになるなど、これまでにないようなゲーム体験ができるようになれば3Dを導入する価値も高まるのではと思いました。それを実現するには高性能なマシンが必要になるので、お互い補完しながら成長していて新しい分野ができることでしょう。
3Dは個人差が出るので、一度は体験してみることをお薦めします。そして店頭でやっている3Dデモよりさらにコンテンツ(ゲームやアクション映画など動作の速い動画)を十二分に堪能できる3D体験ができる機会が今後増えていくことに期待しています。Alienwareさん、Nvidiaさん、AMNさん、ありがとうございました。
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Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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