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ファッションブランドForever21がニューヨークのタイムズスクウェアで始めた拡張現実のビルボード広告です。

ビルボードの画面には通行者側に向けられたカメラの映像が映し出されており、その画面上にForever21の服を着た女性モデルが出てきて、見上げる人たちの写真をポラロイドカメラで撮ったり(「もっと詰めて」と合図したり、腕時計で時間を気にしながらフィルムが出来るのを待つなどの演出がよりリアル感を作り出している)、人を画面上でつまんで持ち上げForever21のバッグや帽子の中に放り込んだりして、見ている人を楽しませてくれます。


<p>Times Square Billboard by Space150 from Cliff Kuang on Vimeo.</p>

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使用しているHDカメラとシステムがカメラで撮影した人物をリアルタイム処理することで、持ち上げたり向きを変えたりできるそうです。面白いのは、見上げる人たちがビデオカメラやモバイルで写真に収まる自分たちを写真に撮っていたり、画面に映るまで手を振ってみたりして、視聴する側からコミュニケーションを取ろうとしている様子が動画から見て取れます。

ご存じの通りタイムズスクウェアは観光名所なだけあり、数え切れないほどの通行人が毎日行き来する場所です。その中で通行者に強いメッセージを送るためにはどうしたらいいのか? それはメッセージのパーソナル化がひとつだと思います。おなじみのブロードウェイやコカコーラなど大きな看板やスクリーンは大きさでは目立ちますが、メッセージは変わることのない動かない「静」の広告です。このForever21の拡張現実ビルボードは、拡張現実によって動きを付け足すことで、リアルタイムに道行く通行者をターゲットにした「動」の広告です。誰もが参加でき、リアルタイムでその瞬間だけの楽しさを体験できる仕組みにより、普段は眺めることのないビルボードに目を向けさせオーディエンスとのコミュニケーションを実現します。
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Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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