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音楽ストリーミングサービス「Spotify」がマイクロソフトの新携帯プラットフォーム「Windows Phone 7」に搭載されることが分かった。現在、Windows Mobile 6.x では利用が可能になっており、Windows Marketplace (モバイル用アプリストア)でもまもなく配布される予定だ。Spotifyは広告収入型の、数百万曲を視聴し放題できる音楽プレーヤーだ。さらにMac上では、どうしようもないiTunesより高速でレスポンスが軽快だ。

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Windows MobileとWindows Phone 7でSpotifyを利用する場合、有料メンバーになる必要がある(有料メンバーの場合、広告が無くなり、音楽ファイルを自宅のPCなどに保存することができる)。

Spotify for Windows Phone デモ動画です。英語ですみません。

Windows Phone 7にはアプリストアが準備されていないことから、マイクソフトはSpotifyアプリをWindows Phone7端末にプリインストールして出荷すると予測される。Spotifyは現在、ヨーロッパのみ(スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、オランダ、フランス、イギリス、スペイン)でしか展開しておらず、米国ではサービスは始まっていない。Windows Phone 7端末はヨーロッパでは10月21日、米国では11月8日に出荷が開始されると言われている。今回の発表でSpotifyはようやく大西洋を横断して米国に進出するのか?

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Spotifyのブログには、Windows Phone 7で実現する機能として
– 数百万曲を検索、閲覧、再生
– Wifi / 2.5G / 3Gネットワークでのストリーミング
– オフライン・プレイリスト:インターネット接続無しでの音楽再生
– 同時シンク:楽曲をプレイリストに追加すると、PC・携帯端末の両方に追加される
– What’s Newタブ:Spotifyにアップされた新リリースを日々紹介するアグリゲーター
– ローカル端末とのワイヤレス同期
– スター機能:好きな曲をタグ付けできる

を挙げています。
こちらの機能はSpotify Premium有料会員向けに提供されるメニューです。ですので、無料会員は利用できません。しかし、この「有料会員制」が今回の発表では大きいところ。

これまで米国音楽レーベルが一番Spotifyを敬遠していた理由は、Spotifyのフリミアムモデル。音楽レーベルはダウンロード販売というビジネスモデルが大きな収入源になっている現在、タダで音楽をストリーミングされては販売する機会が減ってしまう事を恐れていた。有料会員型モデルはナップスターなどこれまでも存在したが、大きな収入元(=アップル)と対峙するプレーヤーにはあまり興味を示していなかった。

だが今回は相手がマイクロソフトという大きな顧客層とマーケティング力を抱える企業によるもので、レーベル側も迂闊に無視することはできないのではないだろうか。音楽ビジネス経験に乏しいMSだが、Spotifyのブログやメディアでは今回の発表は好意的に受け入れられている。

もし今回の発表が全米向けなら、前日のブログに書いた通り年内の米国進出を目指すSpotifyにとっては大きな勝利になりそうで、単独でのサービス提供より前に、パートナーと提携した携帯からの参入になりそうだ(これはこれで珍しい事例だ)。Windows Phone 7の発表が待ち遠しいが、皆さんはいかが思いますか?

関連ソース
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Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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