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前作『Volta』のツアーでビョークのバンドメンバーが使っていた電子楽器「Reactable」(YouTubeリンク)がiPad、iPhone、iPod Touch向けに登場。Reactableは2005年にバルセロナで開発されたテーブル上で四角や半円形の物体を動かして音源やループをコントロールできるインタラクティブなシンセサイザー。複数人数で操作できるなど自由度が高く、直感的に操作するのでエレクトロニック系のライブパフォーマンスや即興演奏に向いている。しかしReactable本体はオーダーメイドで、値段が9700ユーロ(約110万円強)と高額な上ウェイティングリスト待ちな状態だ。だが今回発表した『Reactable Mobile』なら誰でも手軽にどこででも最低限の機材のみで演奏を楽しむことができる。

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Reactable Mobile』(iTunesリンク)は20のバーチャルなオブジェが利用でき、作成したサンプルとループのインポートもできます。さらに作成したセッションを保存し友人と共有することもできる。特にiPad版は広い画面とマルチタッチを生かしたインタラクティブなアプリに仕上がっていて、音楽ファンだけでなくiPad/iPhoneユーザーからのReactableへの注目が再び集まる予感がする。

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こちらが動作デモ動画です。

ビョークの2007年グラストンベリー・フェスティバルでのライブの様子。

関連ソース

Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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