アイルランド出身のロックバンド「U2」。http://www.facebook.com/u2 これまで12枚のスタジオアルバムをリリースし1億5000万枚以上のレコードを売上枚数を記録してきた説明不要の世界的なロックバンドです。近年は大掛かりなセットを導入して、壮大なライブツアーを世界各地で行っています。U2のライブは一度見たら忘れられない、思い出したくなるエンターテイメント体験ですが、そんなライブをソーシャルメディアを使って思い出として残し共有しようという取り組みが、2月13日南アフリカ・ヨハネスブルグで行われたライブで実現させました。

U2がステージ撮影用カメラとFacebookやTwitterを使ってコンサート会場のファンを写真を使って巻き込んだ取り組みをご紹介です。

U2は近年ではアルバムセールスからライブコンサートを活動の中心としています。U2が2009年に開始したワールドツアー「U2 360°」は、過去に類を見ない大規模なセットを組み、360度開放型のステージを設置することで、オーディエンスは音楽を楽しむと同時に会場の雰囲気も楽しめるこれまでにないコンサート体験を実現している。2010年にリリースされたDVD「U2 360 アット・ザ・ローズ・ボール」が行われた米カリフォルニア州パサデナでのコンサートは、彼らの米国公演最大の97000人を動員したものになった。

U2はまた新しいメディアを活用して、世界中のファンとコンサート体験を共有する取り組みも行ってきた。その一部として、上記のローズ・ボールでのコンサートは初めてYouTubeで無料ストリーミング配信された音楽コンサートだった。このコンサートは世界中で1000万人が視聴した。界規模のコミュニケーションを図るべく、FacebookやTwitterなどソーシャルメディアを通じてコンテンツ配信やユーザー同士の交流を促進してきた。

Media_httpwwwclarelan_rshqh

ちなみに

そして今回新たに、ソーシャルメディアを活用してスタジアムからファンが写真を共有できるサイト「U2.com GigaPixel Fancam」を立ち上げた。

このサイトではU2のコンサートを録画する高性能カメラが使われる。
Media_httpmemeburncom_vkhve

このサイトでは、『360°』ツアーに使用されるギガピクセル級の高性能カメラ(3D映像も撮影できるモデルです、多分)とパノラマステージが使用されます。まずステージ上のカメラが会場を360度パノラマ撮影します。ファンは撮影したイメージから目当ての写真を見つけます。超高画質カメラが撮影した写真なので、ズームすれば一人ひとりの顔がくっきりと映し出されます。巨大かつ高画質な静止画に仕上がっています。見つけたら、その顔に名前をタグ付けして、サイト上でFacebook、Twitter、メールで共有することができます。

Media_httpmemeburncom_hwjdw

Media_httpwwwsimplyze_tfbtg

Media_httpwwwsimplyze_elfal

Media_httpwwwsimplyze_xgxje

ぜひ一度このサイトにアクセスして実際に鮮明度を見て下さい。絶対おすすめです。 

いかがでしょうか、このようなコンサート体験は? この取り組みで興味深いと感じたことは、U2のファンは、自身のコンサート体験を記憶に留めておけるだけでなく(写真探し、共有)、記録にも留めることができることです(サイト訪問、タグ付け)。U2の試みはコンサート体験を会場に訪れた人とそれ以外のファンとも共有しようとしており、ソーシャルメディアを活用することで、個人的なコンサート体験をソーシャルなアクティビティとしてオープンかつフリーで共有を可能にしているところが非常に魅力的です。

もちろんこのプラットフォームを活用することにより、U2はファンのデータベースを構築できますし、FacebookのLikeを増える要因にもなりそうです。ベテランバンドでも常に新しい取り組みにチャレンジするところはすばらしいスタンスだと感じます。ここまで大規模な取り組みはできないでしょうが、ソーシャルメディアを通じて小規模でも同様のコンサート体験が実現できるようになればいいですね。

コメントは
Facebook.com/jaykogami までご連絡ください

ソース
関連記事  定額制音楽ストリーミングサービス「Spotify」、20カ国で新たに開始--日本へはいつ?
Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
取材依頼、寄稿記事、コンサルティングなどお仕事については「お問い合わせ」またはFacebookメッセンジャーからご連絡のほど宜しくお願い致します。

  • プロフィール
  • お問い合わせ