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英ソーシャルメディア/PRエージェンシーのSImply Zestyが制作した音楽産業の統計を3分にかっこよくまとめたオンライン動画「The Evolution of Music」をご紹介。

新しい情報ではありませんが、リアル/デジタル音楽ビジネスの世界において、 消費者1人の何気ない音楽体験からは見えることのない、音楽産業の総合的な数値の大きさが程よくまとまっていると思ったので、ご参考まで。

動画内で紹介されたものを以下に翻訳してみました。訂正があればご指摘ください。

1) 第一回目のグラストンベリー・フェスティバル(1970年)のチケット代は1ポンドだった(無料のミルク付き)(0:10)

2) マイケル・ジャクソンの『ビリー・ジーン』はMTVで初めてオンエアされた黒人アーティストのビデオだった (0:19)

3) 歴史上、最も高額だったギターは、アーティストのサイン入りフェンダー・ストラトキャスターで270万ドル (0:29)

4) ナップスターが違法に運営していた1998年〜2001年の間に、CDの売上は5億ドル以上伸びた  (緑の目のペイントが垂れて涙目になっているのが物悲しい)(0:40)
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5) デジタルダウンロードが英国で普及する前の2002年には、シングル4300万曲が購入された (0:49)

6) 2009年にはシングルは119万曲しか売れなかった。しかしデジタルダウンロードは1億1900万曲売り上げた(0:55)

7) 全音楽ダウンロードの95%は違法コピー (1:04) (IFPIのレポートによるものと思えます)

8) コントラクトを結ぶアーティスト20組の内、わずか1組が1000枚以上のレコードを売り上げる (1:09)

9) 世界中の音楽の内、70%は4 大レコード会社が販売している(1:16)
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10) ワーナーミュージックは『ハッピーバースデー』の著作権に2800万ドルを支払った (1:23)

11) ギブソンは毎年ギターを1,380,000本製造する。それは毎秒1本に値する (1:30)

12) 毎年24億枚のCDが製造されている。そのうち半分は空のCD (1:40)

13) アナログレコードの売上が増加している。2010年〜2011年では前年比41%増加した (1:49)
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image via Flickr 

14) Dr. Dreはヘッドフォン会社『Beats」のシェア51%を3億ドルで売却した (1:59)
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15) SpotifyはスウェーデンではiTunesよりも収入を挙げている (2:08)
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16) Turntable.fmはわずか一ヶ月で新規ユーザー30万人を獲得した (2:12)
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17) 現在、同サービスの価値は3750万ドルにアップした (2:22)

18) 今月(2011年9月)、Facebookは音楽プラットフォームを発表し、来年までに10億人のユーザーにリーチするでしょう。音楽はさらにソーシャルになろうとしている (2:28)

UKの会社らしく、英国の音楽動向なども含まれています。こちらの市場についてもっと詳しく知りたい方は、@anno69 さんのTwitterブログ「Green Sound from Glasgow」がおススメです。

ご興味があればこちらもどうぞ

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ソース

Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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