K-Popの世界進出がソーシャルメディアで加速している。以前はアジア圏での人気に反し米国など世界でのプレゼンスを獲得することは困難を極めてきたアジアのアーティスト。そんな中K-Popアーティスト達はソーシャルメディア企業と連携することで、世界規模での地位を拡大し始めています。

The Next Webの記事を抄訳でご紹介します。

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先月、GoogleはGoogle+で『K-Pop Hub』をオープンし、またFacebookでも専門(かつ公式)のKPop Pageがスタートしました。これは、オンラインサービス企業とK-Popによるグローバル規模でのパートナーシップで、この結果で企業はK-Pop人気をソーシャルネットワーキングサイトに取り入れ新たなユーザー層を開拓し、また韓流アーティストはソーシャルメディア上で巨大な露出とブランディングの機会を獲得します。

Facebookページ→ http://www.facebook.com/kpopmusic

ニュースサイトAsia Oneによれば、SM EntertainmentとFacebookが共同で開設したFacebookページは同社のアーティストの写真や動画コンテンツを韓国語と英語で配信するとのこと。

SMTOWNページ → http://www.facebook.com/smtown

Google+ K-Pop Hubのプロモーションは、Beast, SISTER, After School, INFINITEの4組で開始、今後も順次追加するとGoogleは予定しています。アーティストのサークルを追加すると、最新情報や動画コンテンツなどが、英語・日本語・韓国語で読むことが可能です。

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K-Pop業界は昨年11月にYouTubeでK-Pop専門チャンネルを開設しており、世界中で毎月8億のユニーク訪問者が訪れるグローバルプラットフォーム上でプレゼンスを高めている。例えば少女時代(Girls Generation)の動画「Gee」は2009年に投稿されてから再生回数が7500万回にも上る。歌詞が韓国語であるにもかかわらず、データによれば、ビューワーはオーストラリア、中東、北米が多いそうだ。

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K-Pop専門YouTubeチャンネル → http://www.youtube.com/music/kpop

オンラインでの施策に加えて、K-Popは米国現地での人気を獲得するためオフラインでの展開も強化しています。例えば、5/21にGoogleは韓国放送局MBCと連携して、米マウンテンビューでK-Popのフリーコンサートを開催、少女時代, Wonder Girls, TVXQ, Super Junior, f(x), BEAST, KARA, MBLAQ, and Sistarら人気アーティストが出演しました。この模様は、YouTubeのライブコンサートシリーズ「YouTube Presents」として、ライブストリーミングされています。

さらに大手マネジメント事務所SM Entertainmentの公式YouTubeチャンネルは購読者を600,000人以上を集めており、FBページに加え自社サイトで巨大なコミュニティを形成している。
SMTOWN YouTubeチャンネル → http://www.youtube.com/user/SMTOWN
このようにして、K-Popは、YouTube, Google+, Facebookと連携を強化することで、デジタル領域でのプレゼンスを高めるだけでなく、総合的に世界規模で成長を推進する環境を整備し始めています。

このほかにも世界最大のECサイト「eBay」と大手事務所のYG Entertainmentが提携し公式ストア「YGストア」をオープンするなど、北米向けEコマース市場にも進出している。

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また今年のSXSWでは、マネジメント関係者、メディア、ブロガーを招いたK-Popの世界展開ビジネスに関するパネルディスカッションが開催され、先月シンガポールで開催された業界イベント「Music Matters Conference」においても、ダンス系、ヒップホップ等オルタナティブK-Popアーティストを紹介するイベントが開催されるなど、エンターテイメントコンテンツとしてビジネス面での可能性にも注目が集まっている。

さらに、米音楽誌Rolling Stoneが米国でヒットしそうな韓国人アーティストのリストを公開したり、StereogumがベストK-Popビデオトップ20を公開するなど、メディアの後押しも受け、音楽ファンへの認知も広げようとしている。
http://www.rollingstone.com/music/lists/the-10-k-pop-groups-most-likely-to-br… “>The Top 10 K-Pop Groups Most Likely To Break Into America (5/18 Rolling Stone)
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以上がK-Popの世界進出に関する最新情報になります。コンテンツ情報を発信しファンとコミュニケーションをとりブランディングを強化する、オンラインサービスが定着している今の時代では自然の流れだが、韓流スター達はとてつもないスケールで実行している。成功の定義はそれぞれだが、K-POPのjコミュニケーション戦略は、ソーシャルメディアプラットフォーム(Facebook, YouTube, Google+)を最大活用した事例の一つではないでしょうか?

では日本の音楽、コンテンツはどうでしょうか?ループスコミュニケーションの矢野さんのブログには、個人単位での活動ですが、海外に進出している日本人アーティストの成功事例が紹介されています。

ですがアジア圏や北米で人気を要するアーティストは何人か聞いたことがありますが、FacebookやGoogleと直接交渉しパートナーとなる、そのようなスケールの展開は聞いたことありません。賛否はあるでしょうか、日本のみで勝負するには市場規模の限界を感じてしまいます。海外市場に受け入れられるためにはどのようなコミュニケーション戦略が必要なのかを、検証しながら実施する、そんな流れがもっと日本音楽の中に生まれても良いのではないか、今だからこそ期待せざるをえない。

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ここで、日本の音楽J-POPの海外展開を考えるイベントのご紹介です。

渋谷で定期的に開催される次世代の音楽にフォーカスしたトークイベント『sensor 〜 it&music community』powered by happydragon。今回は、『本当にJ-popは世界中で愛されているのか?』のテーマで、昨年アメリカのiTunesジャズチャート1位となった由紀さおりのアルバム『1969』をプロデュースされた佐藤剛さんをゲストに迎えたトークが行われます。世界の音楽市場に興味のある方、日本音楽の海外展開でネットワークを作りたい方、是非ご参加ください。

チケットはPeaTixから購入できます
6/21『sensor 〜 it&music community』powered by happydragon
Vol.3 『本当にJ-POPは世界中で愛されているのか?』

ゲスト
音楽プロデューサー 佐藤剛 http://go-sato.jp/

主催
音楽プロデューサー 山口哲一 (@yamabug https://www.facebook.com/yamabug#!/yamabug
音楽コンシェルジュ 福島“ふくりゅう”龍太郎 (@fukuryu_76) https://www.facebook.com/ryutaro.fukushima

<日程/会場>
2012年6月21日(木)19時〜22時
@渋谷タンジェリン(JR渋谷駅東口徒歩3分)
住所:東京都渋谷区渋谷3-6-4 プライア渋谷B1
参加費:1,500円(※+1ドリンク)

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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ソース
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Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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