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ミックステープをご存知ですか?ラジオやCDで気になる音楽を録音して、自分の好きな音楽を集めてミックステープを作っていた人はいませんか?知らない音楽を見つけたり人が持っていない音楽を集め、友人と物理的にテープを交換し合うことで音楽仲間を増やしたりするささやかな楽しさを感じてきた人も、今では完全にDLしたデジタル音源、自分だけのiPodやiPhone, YouTubeの検索と、自分1人だけが楽しめるデジタル環境に変わったと感じてませんか?

このような環境において、ミックステープを友人と交換する感覚でウェブ上から新しい音楽を見付け友人知人と共有できる新しい音楽サービス「Mixtaping.fm」がアメリカで立ち上がりました。以下はThe Next Webからの抄訳でサービス内容をご紹介します。

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ロサンゼルスに拠点を置くMixtaping.fmは、オンライン上に自分の好きな音楽でミックステープを作り公開することで、新しい音楽と出会い友人と共有出来る音楽発掘サービス。

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始めるにはまず始めにFacebookまたはTwitterでサインインすると、メールアドレス登録画面が表示される。既にアップされているミックステープを聴いて楽しむか、または自分で新しいミックスを作成することができる。

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Facebook, Instagram, PCから写真をアップして、自分のミックステープのカセットカバーを作成できる。

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サイドAとサイドBでそれぞれ30分の容量が用意されている。検索ボックスで好きな曲を探し、曲の長さに合わせて両面に振り分けていく。

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Facebookの友人にミックステープを贈呈、いわゆる「デディケーション (Dedication)」として共有することもできるし、Twitterでコメントを付けて共有することもできる。

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ミックステープの受け手は、Mixtaping.fmのアカウントを持っていなくても、リンクをクリックすればブラウザ上で音楽を聴くことが可能だ。

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トップページでは、ユーザーがアップしたミックステープを閲覧できる。特定の楽曲を検索したり、またタグ付けされたジャンルから検索ができる。

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ここでMixtaping.fmの幾つかの課題を説明します。実はここが現状での大きなバリアになっている。現在Mixtaping.fmで音楽再生を選択すると、欧米で人気の音楽ストリーミングサービスのSpotifyまたはRdioのオプションが表示される。つまり、Mixtaping.fmで音楽を再生するにはSpotifyまたはRdioどちらかのサービスでアカウントを持っている必要がある

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またカバーアートを追加することが必須に設定されており、画像をアップしなければ先に進むことができない。

Mixtaping.fmは最近ペータテストを終了したばかり。現状では楽曲はSpotify, Rdioの楽曲カタログから検索しているが、今後は楽曲のチョイスにSoundCloud, Hype machin, YouTubeなどが追加される予定。

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Mixtaping.fmの製品担当, Sang Noh氏によれば、「Mixtaping.fmはソーシャルな方法で自己表現が実現できるツールです。ユーザーがプレイリストを作成し共有するだけのウェブサイトは多数存在します。私たちは、個人が音楽で自らを表現でき、友人知人と(音楽が)共有できるプラットフォームの提供を目指しています」と述べています。

Nohによれば、「機械的なやり方で音楽との出会いを推進しようとしている現状において、プレイリストとそのコンテキストと感情的につながることができにくいことは問題です。また膨大な数のプレイリストが存在する一方で、その中から音楽を探すことは非常に困難になってきています。ソーシャルメディアを介して新しい音楽が流れやすくするために、友人と直接ミックステープを共有できるシステムを構築したいと思っていました」と述べています。

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僕のテープの1箱。ミックステープもあればラジオ番組の録音もある。

ミックステープにまつわる歴史と文化的価値は、小林雅明さん(@asaakim)電子書籍『ミックステープ文化論』 を是非ご覧ください。
デジタルでも『ミックステープ』と呼ぶ文化はヒップホップやグライムの世界では残っていますし、DLすると大抵新曲が聴けます。

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類似するサービスには、プレイリスト(曲目)を作成することに特化している「mixtape.me」や、「Everyone’s Mixtape」「opentape.fm」があるが、友人知人との音楽共有は弱い。

Mixtaping.fmのアイデアはすごく好きです。面白いと思うのは、音楽を見付け共有できる仕組みが数多く導入されていること。人のミックステープの中身や説明書きを見たり、Likeできる機能、カバーアートやユーザーアイコン、その他のミックステープも表示してくれるインターフェースは、ミックステープ作成者と音楽情報を伝えやすくし、閲覧者がもっと音楽を掘り起こせるつながりを用意することで、音楽探しを楽しく感じさせてくれます。

音楽を共有することから、音楽好き同士がお互いの音楽に共感し合い、繋がったミックステープから新しい音楽を知り共感を押し広げる。これはミックステープ世代だけでなく、新しい世代の音楽好きユーザーの関心も引くモデルではないか。Mixtaping.fmや8tracksなど共有発掘型の音楽サービスが拡大すれば、これからの時代は自分が聴いている音楽を世界中の誰とでも共有することで音楽を知る文化がもっと当たり前になってくる気がします。

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Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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