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韓国のサムスンがクラウド型音楽サービス『Music Hub』が米国メディア向けに公開されました。Music Hubは、Samsung Galaxy S IIIに搭載される、 アップルのiTunesやSpotifyなどあらゆる分野の音楽サービスに対抗する、音楽サービスです。

簡単にMusic Hubの紹介です。

Music Hubは、フリーミアムモデルを採用し、
  • 音楽ストリーミング機能( Spotify)
  • クラウド型オンラインロッカー( iTunes Match、Google Play)
  • オンラインラジオ機能( PandoraやLast.fm)
  • レコメンデーション機能( アップルのGenius)
  • デジタル音楽ストア
の機能が統合された、音楽サービスです。サムスンが5月9日に買収を発表した、コンテンツストリーミングとクラウド型音楽ロッカーのスタートアップ企業mSpotをベースに構築され、5月末のGalaxy S IIIお披露目で発表しました。

サムスンは英国に拠点を置く音楽配信サービス「7digital」と提携し、1900万曲以上の楽曲カタログをMusic Hub利用者に提供します。Music Hubは初めに英国、フランス、ドイツ、スペイン、イタリアからサービスを開始します。

Music HubはGalaxy S IIIから標準搭載され、その後はサムスンが今後投入予定のモバイル機器に順次搭載していく予定です。またGalaxy S IIなど現行の機種にも今後対応していく予定です。
購入した楽曲がストリーミング再生できる無料会員プランに加え、1900万曲の楽曲カタログまたは”マッチ”した曲から無制限のストリーミングが可能な、有料会員プラン「Music Hub Premium」が、Spotifyと同額の月額9.99ユーロ(16ドル)で提供されます。
前途の通りヨーロッパユーザーには提供されてきましたが、ここにきて初めて米メディア向けに公開されたようです。レビュー記事から、特長をまとめてみました。

特徴
– 現在はスマートフォンアプリのみ。タブレット向けアプリは無い。
– サムスンのアカウントを新規登録する必要あり。(サムスン製スマートTV、Media Hubと同様)
– 7digitalと統合されたアカウント、コンテンツも利用可能

サービスの特長
– アプリのメニュー画面には12のカテゴリー
– 7digitalの楽曲カタログ、またはユーザーがアップロードした楽曲をストリーミング再生することができる。
– 豊富なオンラインラジオ局

– 100GBのストレージ容量が提供される
– プレミアムアカウント利用者は、オフライン時に再生可能なプレイリスト構築が可能。アルバムのダウンロードが可能
– 楽曲は「アーティスト」、「アルバム」、「ソング」に分類される
– フル視聴できる曲と、30秒のみ視聴できる曲がある (30秒視聴はマークが付いている)
– 購入した楽曲、アップロードした音楽、7digitalから追加した楽曲は「My Music」セクションに表示される
– 楽曲には、Music Hubウェブサイトからもアクセス可能
– ウェブサイトから楽曲をアップロードが可能
– タグ付け機能搭載

今後への期待
– タブレット向けアプリの登場
– 米国でのサービス展開
– サブスクリプションプラン詳細、価格

レビューを読むと、メディアも対応機種が増えれば普及する可能性があると言っています。またシンプルで見やすい直観的なインターフェースに対しても好感触を示しています。

モバイル端末と連動した音楽配信サービスは、日本では「Lismo Unlimited」や「うたパス」が存在します。ですが、これらは通信キャリア(au)主体のサービスです。

デバイス間でシームレスな連携を目指す端末メーカー主体のサービスとなると、やはりMusic Hubはソニーの「Music Unlimited」やマイクロソフトが今後ローンチする「Xbox Music」に近いサービスだと思います。メジャーレコード会社とライセンス契約を締結している7digitalと提携していることも、米国など海外展開において大きなメリットだと感じます。早く体験してみたいですが、いずれにせよ7digitalは日本では利用不可能ですので、今後サムスンが日本市場をどう攻めるかは注目したいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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