Billboard.bizによれば、Amazonは提供するクラウド型音楽サービス「Amazon Cloud Player」を、CD購入者にも提供開始する可能性があるとレポートしています。

Cloud Playerは、Amazon MP3ストアで購入した音楽やPC内の楽曲をクラウド上のストレージに保存し、iPhoneやアンドロイドなどでストリーミング再生ができる、デジタルロッカー・サービス。

2011年3月に開始したサービスは、これまでユーザーが自分で楽曲をアップロードしなければいけない作業が発生していましたが、最新のアップデートによってスキャン・アンド・マッチ機能を追加し、購入したコンテンツは自動で保存されるようになり、またユーザーのハードディスクにある楽曲を照合し、Amazonが提供する楽曲と合致したものも再生可能になります。

同時に、4つの大手レコード会社や150以上のインディーズ系レコード会社とのライセンス取得を発表、利用可能な楽曲数が増えたことで、よりコンプリートな音楽ライブラリーを構築することが可能になります。

Cloud Playerはフリーミアム・モデルを採用しており、無料ユーザーは「Cloud Player Free」で最大250曲まで保存再生ができます。有料ユーザーは年間25ドルの「Cloud Player Premium」で最大25万曲を保存再生が可能です。(両方ともAmazon以外で購入した音楽が対象)

Cloud Playerは2200万曲以上を提供する『Amazon MP3』のユーザーをターゲットにしてきましたが、新機能が始まればCD購入者もサービスを利用することができるため、Cloud Playerの利用者増加と有料ユーザーの拡大が見込めます。Billboard.bizの情報ソースによれば、新機能は秋から開始が見込まれるそうです。

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アップルが提供するクラウド型音楽サービス「iTunes Match」も年間25ドルの有料プランを提供、しかしこちらで利用できる楽曲は25000曲と、圧倒的に少ない。音楽を所有する時代から、アクセスする時代へと変わろうとしている今、どれだけ多くのコンテンツがクラウド上にあるか(=利用可能な楽曲)は、サービスの大事な差別化要因の一つになると感じます。

Amazonで購入したCDが自動でクラウドにアップされ、スマートフォンでストリーミング再生ができる。家ではCD, 外出先ではデータで再生ができると、好きな音楽を好きな時間に好きな場所で聴けるライフスタイルがより身近なものになりそうな可能性を感じます。Cloud Playerはまだ日本では利用できませんが、CD購入者も対象になるのであれば、日本市場にとっても魅力的なサービス内容になると思いませんか?

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Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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