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米国で人気のコメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ」。毎週著名なゲストホストとミュージックゲストが登場し、番組のレギュラーであるコメディアンと時事ネタや話題のイベントをネタにしたコントを繰り広げる、35年以上も続く長寿番組です。

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先週土曜日(20日)に放送された回では、ホスト兼音楽ゲストにブルーノ・マーズが登場。中でも面白かったのは、オンラインラジオ「Pandora Radio」をネタにしたコントがあったこと。設定は『もしPandora Radioの電源が落ちたらどうなるか?』
 
ブルーノ・マーズの役はPandora Radioでのインターン。平穏順調だったPandoraのオフィスで突然電源が落ち、サーバーから音楽がストリーミング配信できなくなったため、マーズ扮するインターンがアーティストの物真似で時間を稼ぐというネタ。グリーン・デイ、エアロスミス、ケイティ・ペリー、マイケル・ジャクソン、ジャスティン・ビーバーなどを歌い物まね以上の歌唱力を披露してくれる。(レベル高過ぎ)

何よりも驚いたのは、無料で聴けるオンラインラジオのPandora Radioが米国全国放送の人気番組でネタとして取り上げられるということ。
当然視聴者はPandora Radioが何のサービスだか知っていないと、なぜ歌を歌わなければいけないのかというオチについていけない。ネタにされるということ自体、誰もが知っているということが前提になるわけで、このことから米国では音楽サービスが一般層にまで浸透していることが伺える。Pandoraを取り上げる番組もPandoraのことを良く分かって書いているので、ネタも面白い。Pandoraを知らない人も番組からPandoraを知ることも考えられる。もちろんこの露出はPandoraにとっても、一般世間へのPRを考えると、プラスになるはずです。

メディアを使い音楽を世の中に浸透させる仕組みを実施することで、音楽サービスが身近な存在となり、その結果音楽への興味を高められる環境が米国では整っている。この状況に、日本でのデジタル音楽サービスの啓発普及を考える上で学べることはあるのではないでしょうか。

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コントの中にはこんな発言も。アメリカの現状を揶揄しているのかとも思えるコメント。

停電後、グリーン・デイのストリーミング再生が30秒後に切れる報告を受けて。

マネージャー:「誰かCD持ってる?」
職員:「ボス、ここはPandoraですよ。だれもCDなんか持っていませんよ!」
 
Pandoraは現在1億5000万人ユーザーを獲得しており、もちろん米国トップのインターネットラジオサービスで、ユーザー規模は今も拡大しています。

ちなみに同番組は、米国ではコメディのスタンダード的な番組として知られています。コメディ映画俳優(ジョン・ベルーシ、ビル・マーレイ、エディ・マーフィ、ウィル・ファレル)などは同番組で人気を集め、ハリウッドに進出していった。また番組のゲストホストおよび音楽ゲストそしてコメディのネタは、その時代の人気を象徴する分野からピックアップされるので、アメリカの事情を垣間見ることができる。

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ソース
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Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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