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Amazonは自動車メーカーのフォードと協力し、ダウンロード購入したMP3を複数のデバイスで聴けるクラウド型音楽ロッカーサービス「Amazon Cloud Player」をフォードの車載プラットフォーム「Ford Sync Applink」と連携させました。

Sync Applinkを搭載したフォードのFiesta, Mustang, Focus, E-Series, C-MAX Hybrid, Expedition, Fusion, F-150, Super Dutyといったモデルの車内から、Amazon MP3アプリをSync Applinkに接続してAmazonのクラウドへアクセスし、保存している音楽ファイルを音声コントロールで制御することができるようになりました。またドライバーはスマホに保存している音楽も再生できるそうです。全ての音楽ファイルは256kbpsの高音質で再生されます。

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MP3カタログを2200万曲に拡大したAmazonは(iTunesは2600万曲)今年に入って、CDを購入すると自動でクラウドに購入曲の音楽ファイルを保存する新サービス「Amazon AutoRip」を米国で開始し、デジタル音楽分野での新しい取り組みを次々と発表してきました。今回のフォードとの提携も、一般消費者がデジタル音楽サービスをあらゆる場所で使い音楽を楽しめる仕組み作りの一貫と考えられます。

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Amazon Cloud Playerは、スマホやPC、Kindle Fire, SonosやサムスンのスマートTVでも利用が可能です。 そしてなによりAmazon Cloud Playerは日本でも利用ができます。

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Ford Sync Applinkでは現在すでにPandora RadioやMOGなど音楽サービスが利用可能ですが、その多くは米国限定サービスが多くなっています。しかしこの車載システムの進化はドライバーは選択肢が多く運転もパーソナライズド化してきていますね。アプリを車内でシンクさせるというアイデアも斬新です。

Amazon Cloud Playerがあれば、車で聴いていたCDも全てクラウドにアップしてお気に入りが再生できるなんてこともできますね。これはPandora Radioにはできない楽しみ方。もしかしたら日本人にも向いているサービスかもしれません。

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ソース

 


Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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