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デジタル音楽ディストリビューション・サービスの大手『TuneCoreは昨年アーティストの収入となった音源ダウンロードやストリーミング配信の売上が約1億200万ドルに達したことを音楽業界誌ビルボードに伝えています。

TuneCoreは、iTunes, Amazonを始めSpotify, Deezer, Google Play, iheartradioなどあらゆるデジタル音楽サービスに音楽をアルバム・シングル単位で配信できる音楽サービスです。すでに海外では数多くのインディーズアーティストやDIYアーティストが自身の収入源として活用しているサービスで、今後さらに利用が拡大する可能性があります。

2012年の収益は、2011年の6930万ドルから47%上昇し1億180万ドルに達しました。楽曲ダウンロードは2011年から25%アップし7900万ダウンロード、ストリーミング再生は11億7000万回で2011年から脅威の258%増加でした。

TuneCoreが2012年にデジタル音楽サービスへ配信した作品は112,158作品に上ります。最も人気のあるジャンルはロックとヒップホップでしたが、ロックのシェアは減少する一方、ヒップホップのシェアが拡大しました。以下のリストは売上トップだったアーティストですが、ほとんどがマイナーなアーティストばかりです。インディーズアーティストが独自の方法で音楽から収益を上げられるサービスは今後本格化していく気がします。

2012年最も稼いだアーティスト
Boyce Avenue
The Civil Wars
Pretty Lights
Ron Pope
LeCrae
Your Favorite Martion
Schoolboy Q
Cold Ford
Hoodie Allen
Hopsin

最も売れたアルバム
The Civil Wars – Barton Hollow
SChoolboy Q – Habits & Contradictions
Hopsin – Raw
Trent Reznor & Atticus Ross – The Girl With The Dragon Tattoo
Boyce Avenue – New Acoustic Sessions シリーズ

最も売れた楽曲
Nayer – 「Suave (Kiss Me)」featuring Mohombi & Pitbull
Pretty Lights – 「Finally Moving」
Freestylers – 「Humble (Flux Pavilion Remix)」
The Civil Wars – 「Barton Hollow」「Poison & Wine」
Boyce Avenue – 「What Makes You Beautiful」
Public Enemy – 「Harder Than You Think」
Trent Reznor & Atticus Ross – 「Immigrant Song」
Nielson – 「Beauty & De Brains」

2006年以来、TuneCoreは447000作品以上、18億曲以上を配信してきており、この合計2億5000万ドル以上がアーティストの収益となっています。

TuneCoreは近年アーティストのファン・リスナーへのリーチを拡大する戦略の一つとして、日本やカナダ、大学キャンパスでの活動に注力しています。「TuneCore Japan」の設立と活動もアーティスト支援の強化に貢献しています。
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またTuneCoreはアーティストがサービスをもっと使いやすくするために、アルバム配信における初年度のサブスクリプション費用を29.99ドルに値下げしています。リニューアルは49.99ドル、シングルは9.99ドルと以前と変わりません。

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最近ではTuneCore Japan KKが設立され、日本、香港、韓国、マレーシア、フィリピン、シンガポール、台湾市場への配信を手がけています。

TuneCoreは個人的に好きなサービスで、とても魅力あるアーティストが揃っているコミュニティなので、益々の活躍を応援したいです。同時にさらに多くの日本人アーティストが利用してくれて、国内だけでなく世界への配信窓口として独自に活用してくれる機会が増えることに期待しています。

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ソース
TuneCore Paid Out $102 Million to Artists Last Year, Company Claims (2/1 Billboard.biz)
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Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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