Spotifyのライバルで定額制音楽ストリーミングサービス「Rdio」、世界24ヶ国にサービスを拡大、日本はいつ?

Skype創業者が設立し、米国に拠点をおく音楽ストリーミングサービス「Rdio」は本日、香港やマレーシアを含む7カ国でサービスを開始しました。この拡大によってRdioは初めてアジアに進出します。

新たに加わった国の内訳はこちら。
アジア: マレーシア、香港
南アメリカ: コロンビア、チリ
ヨーロッパ: チェコ、スイス、ポーランド

Rdioはこれで世界31ヶ国でのサービスエリアを拡大しました。

Rdioはウェブやモバイルで聴き放題できるサブスクリプション型音楽ストリーミングサービスです。
Rdioに新規加入すると始めの6ヶ月は無料で聴き放題を楽しめます。その後はウェブか、モバイル・モバイルの有料プランで無制限の音楽を楽しむことができます。

via CNET

この数ヶ月の間、Rdioには色々な動きがありました。

新デザイン

Rdioは、ミュージック・ディスカバリー(音楽発見)機能を強化するために、ウェブプレーヤーとデスクトップ・プレーヤーに新デザインを導入しました。今回のアップグレードでは、ソーシャルメディア(Twitter, Facebook)でつながっている友人知人を簡単にフォローできる機能や、友人やインフルエンサーがレコメンドするキュレーション音楽機能「Curated list」で、音楽を友人とのつながりから見つけることができるようになります。

またパーソナライズド・ラジオ機能「AutoPlay」が追加されました。これは最後に聴いた曲をRdioが分析し、自動で音楽を再生してくれる音楽ステーション機能です。これによって、音楽を探す時間の短縮や、新しい音楽と出会う機会の増加が生まれます。

さらにRdioでは、AutoPlayステーションで好きな音楽や嫌いな音楽を評価する「thumbs up / down」機能を追加しました。これによって、楽曲・アーティストベースの音楽ステーションがさらにパーソナライズしやすくなり、好きな音楽を発見することが容易になります。

 

CEOが交代

6月に入ってRdioのCEOドリュー・ラーナー(Drew Larner)は、次期CEOが見つかり次第Rdioから離れるとブルームバーグのインタビューで明らかにしました。Rdioは新しいCEOに、音楽ストリーミングサービスと、4月に開始した新しい動画ストリーミングサービス「Vdio」を組み合わせたパッケージでサブスクリプション・サービスを拡大してくれることに期待しているようです。ラーナー氏は、Skype創業者でRdioを設立した投資家Janus Friisの新しいスタートアップに合流するとのこと。

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新しいCEOにはまたRdioのビジネス面での成長に加え、SpotifyやDeezerなど競合との差別化にも期待されます。

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今年後半にはさらに多くの国でのサービスが予想される音楽ストリーミングサービス。2013年の世界的な音楽業界においてもさらなるビジネスとユーザー拡大が見込まれる分野です。その中でプレゼンスを発揮するためにも、さらなる市場展開の拡大が今後も激しさを増すでしょう。

 

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Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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