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AmazonはBMWの車載システム向けに、クラウド型音楽サービス「Amazon Cloud Player」を連携することを発表しました。

「Amazon Cloud Player app for iOS」の最新アップデートにより、iPhoneユーザーはBMW Apps搭載のBMW、またはMINI Connected搭載のミニクーパーのダッシュボートやコントローラ搭載ハンドルから、クラウドに保存した楽曲ライブラリーにアクセスして音楽が楽しめます。

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Amazon Cloud Playerではユーザーは無料で最大250曲、有料会員なら年間24.99ドルを支払い最大25万曲までクラウドに保存してモバイル端末やPC、kindleなどでいつでもアクセスすることができます。Amazon Cloud Playerは日本でも利用が可能です。

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車内での利用には以下のようなメリットがあります。
・256kbps高音質に対応
・iPhoneに音楽をダウンロードする必要なし
・車内にCDを置いておく必要なし

2011年に発表された「Cloud Player」は、これまで『マッチ&スキャン』機能や有料会員向けに無制限の音楽用ストレージの提供など機能拡張を行ってきました。Amazonは2012年にAmazon Cloud PlayerのiPhoneアプリをリリース、2013年初めにはiPad対応、10月にはMacアプリをリリースするなど着実に製品開発を進めています。Amazon Cloud Playerはこれまでフォードの自動車に搭載されてきました。

Amazonとしてはアップルが自動車に参入する前にできるだけ多くのメーカーと提携しておきたいはず。またAmazonで購入したMP3をすぐにクラウドに保存でき、モバイルデバイスや自動車からアクセスできるプラットフォーム戦略も自動車にも応用ができます。意外と日本は自動車大国にもかかわらず、外部サービスとの連携が弱いように感じます。

よく感じるのは、メーカーは独自アプリを作ることは行うけれど、立ち上げたばかりのアプリではユーザーも獲得することができず、そのうちに初めの頃の熱が終息してしまうことです。それならユーザーが普段使っているサービスを連携させたらどうなのかと思いますが、一方でどのサービスがポピュラーかと問われると、答えに困ってしまいます。

ですので、可能性がありそうなのは、ユーザーがすでに保有している音楽ライブラリをスキャンし、同じ楽曲を利用できるようにする「スキャン&マッチ」機能だと思っています。となるとアップルのiTunes MatchかAmazon Cloud Playerというところに期待しています。


Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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