SoundCloudは新たに6000万ドルの資金調達に成功しました。ウォール・ストリート・ジャーナルによれば、出資者はInstitutional Venture PartnersとChrnin Groupで、今回のシリーズD調達ラウンドによってSoundCloudの企業価値は7億ドルに増加しました。
今回の資金調達は昨年末に完了しています。調達ラウンドには、Union Square Ventures、Kleiner Perkins Caufield & Byers, GGV Capital, Index Venturesなど、SoundCloudにこれまで投資したVCも参加しています。
SoundCloudのスポークスパーソンは
新たな資金によって、SoundCloudは製品開発、人材獲得、モバイルの領域の領域で急成長することができる
とコメントしています。
ですがSoundCloudには別の資金活用も視野に入れているようです。Re/CodeのPeter Kafkaによれば、SoundCloudは現在大手レコード会社と音源のライセンス契約に向けた交渉をすすめているとのことです。つまり新たな資金は、かつてYouTubeがそうであったように、アップロードされた楽曲やリミックスなど著作権が曖昧なコンテンツに対する対応策のためであり、この問題をクリアにするために利用される可能性があるとの見方があります。
SoundCloudは2007年にAlexander LjungとEric wahlfossによって設立されたベルリンのスタートアップで、現在はロンドン、ニューヨーク、サンフランシスコ、ソフィアに拠点を置いています。
「音のYouTube」と呼ばれるSoundCloudは、ミュージシャンやビートメーカー、クリエイターなど誰もが無料(最大2時間)または有料で無制限の音源をアップロードし、オンライン上で共有することができる、ソーシャル音楽共有プラットフォームです。SoundCloudによれば、同社のサービスで一分間にアップロードされる音源は12時間に及び、200カ国以上で2億5000万人以上から利用されています。
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ソース
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