アメリカ最大のネットラジオサービスPandora(パンドラ)が、2013年度第4四半期(10-12月)および2013年度通期決算を発表しました。第4四半期では、前年同期1億3150万ドルから51%増の2億80万ドルの売上を計上し、アナリストの予測(1億9980万ドル)を上回る結果になりました。第4四半期の純利益は898万ドルでした。(*非GAAPベース)

第4四半期の広告売上高は前年から39%拡大し1億6200万ドルでした。サブスクリプション及びその他の売上は前年比132%増の3880万ドルでした

2013年度通期の売上高は6億4750万ドルで、2012年度から56%増加となりました。しかし4070万ドルの損失を計上、2012年度の損失額3560万ドルからさらに拡大しました。
広告売上高は5億2120万ドルで、前年同期比45%の増加でした。サブスクリプション及びその他の売上は1億2630万ドルで、前年同期比135%の増加でした。
2013年度にPandoraが費やしたロイヤリティ料は3億4290万ドルで、売上額の53.8%に上りました。

その他には、2013年度にPandoraのセールス&マーケティング運用コストが1億8292万ドルと、前年の1億154億から拡大しています。Pandoraは売上の中心である広告売上を今後も継続的に維持するためには、セールスチームの拡大が必要とされます。

Pandoraは2014年度第1四半期の予測について、売上高1億7000万ドルから1億7600万ドルで、1株あたり14セントから16セントの損失を予想しています。アナリストは売上高1億7360万ドル、1株あたり12セントの損失を予想しています。

この低い予想を受けて、Pandora株は10%以上下落しています。

またPandoraは2013年度の総視聴時間が167億時間で、前年同期135億1000万時間から23%増加したことを発表しました。

第4四半期の視聴時間は、前年同期の39億1000万時間から16%増加し45億4000万時間でした。

 

ソース
Pandora Reports Calendar Q4 and Calendar Year 2013 Financial Results(2/5 Pandora)


Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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