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ペプシの音楽・エンターテイメント・マーケティンググループのトップを務めていたBozoma Saint Johnが、定額制音楽ストリーミングサービス「Beats Music」にグローバル・マーケティング担当上級副社長として参加することが明らかになりました。

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今後はBeats Musicのマーケティング戦略を統括し、AT&T、Target、シボレーなど大手企業とのブランド・パートナーシップ、そして親会社で人気高級ヘッドフォンブランド「Beats by Dr. Dre」を運営するBeats Electronicsとの連携を進めていきます。

ペプシと音楽マーケティング

Bozoma Saint Johnはペプシの音楽マーケティングとブランドパートナーシップで大きな成功を収めてきました。これまでもスーパーボールのハーフタイムショー、グラミー賞、MTV Video Music Awards、iHeartRadioなど、誰もが知っているような音楽イベントとのコラボレーションを実現するなど、ペプシは一般企業として最も有効的に音楽マーケティングを実践している企業でした。

またペプシではビヨンセ、ケイティ・ペリー、ニッキー・ミナージュなど有名アーティストとコラボレーションしたマーケティングを進めてきました。このアプローチも、アーティストや音楽メディア、プロの音楽ライターとの関係性を重視するBeats Musicのアプローチにも合致しています。

Beats Musicと競合するSpotifyには、ペプシのライバルのコカ・コーラが出資者として参加しています。

今年1月に始まったBeats Musicは、アメリカで展開される定額制音楽ストリーミングサービスSpotifyを始め、アップルのiTunes Radioなど、急成長中のスタートアップや大手企業との競争があり、音楽サービスの業界は新しいビジネスモデルやマーケティング戦略など次の一手を模索しています。MusicやSpotifyは音楽配信のツールではないことは明らかです。

Beats Musicのペプシからの人材登用を見れば、音楽サービスが企業やブランドとのつながりを強め、リスナーの日常生活に深く根付いたマーケティングを実現しながら、音楽を広め聴いてもらうプラットフォームとしての役割へと変わろうとしている事がわかります。つまり今後の音楽サービスは、ただ音楽を聴くだけでも、ソフトドリンクを飲んでポイントを貯めるキャンペーンのプラットフォームでもなく、両社が付加価値とターゲットとのつながりを感じられるコミュニケーションを音楽を通じて実現させています。今回の人材確保によってBeats Musicは今後ペプシと組み、ブランドパートナーシップを拡大させていくかもしれませんね。

ソース
Pepsi’s Bozoma Saint John Joins Beats Music as SVP, Head of Global Marketing(4/2 Billboard)

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Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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