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アメリカのメジャーレコード会社は、米最大のネットラジオPandoraが1972年以前の楽曲数千曲をロイヤリティ料を支払わずに使用しているとして、17日に同社を告訴しましたことが話題になっています。

対象に上がった曲の中には、ビートルズ、マーヴィン・ゲイ、ルイス・アームストロング、レッド・ツェッペリン、デヴィッド・ボウイ、エルビス・プレスリー、ボブ・ディランなど有名アーティストの曲も含まれています。

メジャーレコード会社は、Pandoraに対し損害賠償と”独断的な商用利用の即時停止-“を求める訴えをニューヨーク州立裁判所に起こしました

告訴したレコード会社は、キャピトル・レコード、ユニバーサル・ミュージック・グループ、ソニーミュージック・エンターテインメント、ワーナーミュージック・グループ、ABKCO Music & Recordsが含まれます。

現在の連邦著作権法は1972年前の録音楽曲に対しては適応されません。しかし原告は米国州法によってはこれらの著作権は保護されていると主張しています。そのため1972年以前に録音された音楽をプレイするために必要なライセンスをPandoraは取得していないということが指摘されています。

ネットラジオ大手である音楽ストリーミングサービスPandoraにとって、ロイヤリティ料支払いはビジネスにおける大きなコストになっています。現在Pandoraは年間収益の約50%を権利関係者に支払います。そのためPandoraは様々な手を使い、ロイヤリティ料支払いを定める基準レートの引き上げを阻止するよう議会などに訴えかけています。

昨年にもデジタル音楽サービスのロイヤリティ支払いを巡る訴訟がワシントンDCで起きています。ミュージシャンを代表してデジタル・ロイヤリティを徴収する非営利団体SoundExchangeは、衛生ラジオ大手Sirius XMに対して1972年前の録音楽曲におけるロイヤリティ料未払いからの損害賠償を求める訴えを連邦裁判所に起こしました。この訴訟は現在も進行中です。

もし原告に有利な判決がくだされれば、Pandoraは数多くの有名な曲を配信出来なくなります。Pandoraは現在アクティブユーザー7500万人以上に利用されている人気の音楽配信サービスです。

ソース
U.S. music labels sue Pandora over royalties for golden oldies(4/17 Reuters)

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Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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