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音楽を聴くアプリは数多く存在するが、擬似的に世界の音楽を同時に聴けるアプリは音楽の聴き方の既存概念を覆す可能性を感じさせてくれます。そんな音楽の疑似体験を楽しめるiPhone アプリ「Singalong World」がdrumsoftからリリースされました。

Singalong World

Singalong Worldは、2月に開催された日本で初めてのテクノロジーと音楽のハッカソン「Music Hack Day Tokyo」に参加したdrumsoftが開発した音楽ハックを製品化したアプリ。このアプリはSoundCloudに投稿された音源を使い、検索した楽曲がアップロードされた国(方向)にiPhoneを向けることで、音楽が近くに聞こえたり遠くに聞こえたり一斉に聞こえたりする、全方位型の疑似音楽体験が楽しめます。

このアプリはMusic Hack Day Tokyoでユニバーサル・ミュージックのデジタル事業開発本部長を務める鈴木貴歩さんから審査員賞を受賞しています。

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ダウンロードしてエミネムの「Rap God」を検索して試してみました。検索結果には49件のカバーがSoundCloudで見つかり、自分の右や左にiPhoneを移動させることで、オーストラリアからのカバーや、フィリピンからのカバーが1つの検索結果の中で聴くことができ、まるで大勢の音楽ファンが1つの楽曲とアプリでつながった体験ができます。

Singalong Worldは世界の音楽好きをソーシャルメディアのいいねやRTといった二次元的につなぐ代わりに、デバイスを曲の方向に移動させて世界のリスナーと三次元的につながることができる独創的なアプリです。アプリを使ってみて「なるほど、こういうことか」と理解できるように、ただ音楽を聴くだけではなく、これまでにない視点を音楽視聴に融合させることで、AVシステムともライブとも違う方法を創りだしてしまったアプローチは素晴らしいと思います。

またSingalong Worldが、日本発の音楽ハッカソン「Music Hack Day Tokyo」から生まれたアプリということも、アプリ開発者を刺激し成果物を創りだす可能性のある場だというひとつの成果だと思います。Music Hack Dayのような音楽ハッカソンは、今後も日本の音楽テクノロジーを成長させるためには必要ですし、この場を活用して、音楽体験を向上させてくれるアプリ開発者やサービス設計者、プランナーが日本からさらに出てきて欲しいです。このブログも音楽アプリ開発者の情報を発信共有できる場として、微力ながらチカラになれればと強く願っています。

情報を共有してくれたdrumsoft、ありがとうございます。

こちらのデモ映像も合わせてご覧ください。

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Singalong World:iTunes
公式サイト:http://sw.drumsoft.com/
Drumsoft:http://drumsoft.com/

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Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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