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Twitter社で音楽業界とのパイプ役を務めてきたビジネス責任者、ボブ・モクジドロウスキー(Bob Moczydlowsky)が3月で同社を退職することが明らかになりました。

モクジドロウスキーはアーティスト向けマーケティング・プラットフォームの「TopSpin Media」で製品マーケティング担当上級副社長を務めた後、2013年にTwitterに参画して、レコード会社やアーティスト、マネジメント会社など音楽業界とのパートナー構築に努めてきました。彼が参加した後に、Twitterは独自開発の音楽アプリ「Twitter #Music」を終了させ新たな音楽ビジネスでの機会を模索し始めます。

彼の功績の一つには、元ワーナーミュージック・グループのCEO兼会長で、現在は音楽スタートアップ「300 Entertainment」のCEOを努める音楽業界の重鎮リオ・コーエン(Lyor Cohen)とTwitterとのパートナーシップを実現させたことがあげられます。Def Jam Recordsを率いて数多くのアーティストを送り出し、音楽業界で大きな影響力を持つコーエンの300 Enterteinmentは、Twitterのリアルタイムデータをフル活用した音楽専用のマーケティングツールを業界や企業のマーケティング担当者向けに提供する契約で合意しました。残念ながら、この画期的なTwitterのデータ活用と音楽マーケティングのミックスによって生まれたヒット曲やアーティストは未だに存在していません。

モクジドロウスキーの今後の動向がきになるところですが、もしかするとアップルに移籍するのではないかとも考えられます。推測に過ぎませんが、アップルが今年ローンチする予定と言われる定額制音楽ストリーミングサーヴィスの開発責任者は、元TopSpinのCEOだったイアン・ロジャース(Ian Rogers)が務めています。またBeats MusicとiTunesを連携させた新しい音楽サーヴィスの立ち上げに向けて、アップルは先日イギリスBBCの人気ラジオDJ、ゼイン・ロウ(Zane Lowe)を引き抜くなど、メディアとしての機能も強化しつつあります。もしアップルが一方向な音楽販売ビジネスからの脱却による新たな音楽ビジネス戦略を見据えているなら、巨大メディアでもあるTwitterで、アーティストとファンを繋げる双方向コミュニケーションを目指してきた実績は適切と考えられます。

ソース
Twitter Head of Music Bob Moczydlowsky Exiting(2/27 Billboard)
cc image by Tom Raftery via Flickr

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Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(Jay Kogami)

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