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アーティストのための音楽ストリーミングを目指す、ジェイ・Zが運営する「Tidal」(タイダル)からCEO(最高経営責任者)のアンディ・チェン(Andy Chen)が同社を辞めたことが明らかになりました。

Tidalはチェンが同社を退職し、代わりにピーター・トンスタッド(Peter Tonstad)が暫定CEOに就任することを発表しました。トンスタッドはTidalの親会社Aspiro Groupの元CEOで、2014年1月からはTidalや、もう一つの音楽ストリーミングサービス「WiMP」のチーフ・コマーシャル・オフィサー(CCO)を務めていました。

またスウェーデンのメディアは、Tidalがチェンに加えて約25人の従業員を今週レイオフしたとが伝えています。

今年に入ってジェイ・Zによる買収が完了して以降、サービス拡大を急ピッチで進めているTidal。ジェイ・Zのつながりで数多くのアーティストがサービスのPRに参加するなど、音楽仲間との関係はTidalでつながっているようですが、実際に開発やサービスを運営する組織の改編はどう進むのでしょうか?すでに組織とビジネスモデルがはっきりしているSpotifyやアップルと比べ、Tidalの組織がどの程度競争できるレベルにあるのか、気になります。

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Tidalは、一般的な音楽ストリーミングと違い、「高音質」で音楽をストリーミング再生できるサービスです。

その他の違いとしては、Tidalの料金は、通常の音質「Tidal Premium」(タイダル・プレミアム)の月額9.99ドルと、「Tidal HiFi」(タイダル・ハイファイ›の月額19.99ドルの二通りと、無料サービスが無く、どちらも有料サービスである点です。

音質面では、「Tidal Premium」が最大320 kbpsのAACファイルと一般的なストリーミングサービスと変わらないのに対し、「Tidal HiFi」は1411 kbps、16ビット/44.1kHZのFLACファイルとALACファイルをストリーミング配信することで、どのサービスにもない高音質を実現します。

ただし高音質で聴くためには、Spotifyなどのサービスの2倍の値段を支払わなければならず、聴く人は選択を迫られます。

ソース
Tidal CEO Andy Chen leaves Aspiro Jay Z streaming site (4/17 Business Insider)

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執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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