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ソングライターでプロデューサーのプリンスが、SpotifyやRdioなどTidal以外全ての音楽ストリーミングサービスから楽曲を取り下げた事件から数週間。これまでもデジタル音楽配信に慎重な姿勢を見せてきたプリンスですが、突如新曲「Stare」をSpotifyで独占配信し始めました。

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iTunesでもまだ発売されていない「Stare」。Apple Musicでも配信はありません。

これがプリンスが楽曲をSpotifyで配信し直すキッカケとなるかといえば、そうではないようです。ですが、Spotifyにとって、Apple MusicやTidalと競いユーザーを獲得するために、「独占配信」は一つの重要なコンテンツ戦略です。

SpotifyやRdioなど定額制音楽ストリーミングサービスからは、テイラー・スウィフト、ニール・ヤングなどといったアーティストが相次いで楽曲カタログを引き上げています(テイラー・スウィフトはSpotifyのみ)。そしてアルバムの配信を特定のサービスのみに限定する戦略を実施するケースが増えています。テイラー・スウィフトの場合は最新アルバム「1989」をApple Musicで、ニール・ヤングの場合は自身のハイレゾ音楽サービス「Pono Music」で、プリンスはジェイ・Zが運営する高音質音楽ストリーミング「Tidal」で行うなど、アーティストやマネジメント側がサブスクリプション型音楽サービス各社のメリットや価値を分析しながら実験的な配信を試みているように見えます。

ソース
Prince releases new song on Spotify weeks after removing all his music(The Verge)

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Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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