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SNSと定額制音楽配信の大手がようやく手を組みました。

TwitterとSpotifyは、ユーザーがツイート内でSpotifyの音楽を直接再生できるようにするTwitterカードへの対応を発表しました。Twitterのオーディオカード(ツイート上で音楽を再生できる機能)は2014年にiTunes、そしてSoundCloud、Rhapsodyに開放されてきました。

SpotifyユーザーはツイートのSpotifyリンクをクリックし外部ウェブプレーヤーへ飛ぶ代わりに、30秒のスニペットを流し続けながらタイムラインを読み進められます。ユーザーは、お互いにSpotifyで見つけた曲をシェアし合えることに加えて、レコード会社やアーティストたちもSpotifyのリンクをシェアするプロモーションを行うことも可能になります。

またSpotify連携はトピックをキュレーションできるTwitterモーメント機能にも対応しているため、テーマ別のツイートやハッシュタグをSpotifyの楽曲と合わせて楽しむ、いわゆるSpotifyモーメントを作ることも可能になります。

世界的に「定額制音楽配信」が音楽の未来と言われるようになり、その中でもSpotifyはApple Musicとのユーザー獲得競争を繰り広げ、あらゆる形でライバルとの差別化を図ろうとしています。

世界最大の定額制音楽配信であるSpotifyは、全世界で7500万人以上のアクティブリスナーを持ち、3000万人以上が有料会員と発表しています。一方のApple Musicは昨年6月30日に開始後12カ月で有料会員は1300万人を獲得したと言われていますが、アップルからの公式発表は行われていません。

成長する定額制音楽配信とは対称的に、Twitterはこれまで何度も「音楽」を取り扱うサービスや機能を提供してきましたが、大きな結果を残すことはできていません。TwitterはSpotifyとの連携によって、より多くのユーザーがSpotifyで音楽を聴きながらTwitterに費やす時間を増やして欲しいと期待しているはずです。また多くのTwitterユーザーがツイート上で流れるSpotifyの音楽から、新曲や新しいアーティストが発見できるようになれば、ミュージックディスカバリーに優位性を発揮することも将来はできるかもしれません。

ソース
Twitter tunes into Spotify to soundtrack its audio cards(TechCrunch)

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Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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