オンラインクーポン提供、共同購入クーポン、位置情報サービスのクーポン提供など、昨年に引き続きオンライン購入サービスの新しいモデルが着実に広がっています。
新聞や雑誌など既存の広告に比べ、より効率良く消費者に情報を提供し直接購入に結び付けられるチャンネルとして店舗やサプライヤーは「モバイル広告」に大きな注目を集めまっています。また消費者にとっても、QRコードやスマートフォンを活用した「「モバイルクーポン」による割引には大きなメリットがあります。そのようなビジネスと消費者をつなツールとしてモバイル・プロモーションを有効活用し始めた企業が増加してきました。 フェイスブックやグーグルがQRコードによるモバイル広告を支持しているように、今後も大きな成長が期待されるモバイル・プロモーションはそのくらいの規模で今後はどう成長していくのか、下の図が分かりやすく示していますのでご紹介。 詳細データ:Mobile Advertising and the Rise of Coupons (7/26 Money Saving Blog)下の図はモバイル広告の規模を示しています。中の丸が2008年度、外が2013年。2008年度は1.6億ドルが2013年には31億ドルに拡大、約200倍の成長を見せています。また2008年には「SMS (ショートテキストメッセージ)」ベースの広告が全体の60%強を占めていますが、2013年にはSMSは10%以下に減少し、「検索」ベースの広告が75%近くまで増加しています。
アメリカでの一般消費者のクーポンによる支出は2009年ではインターネット・クーポンが42億ドル、モバイル・クーポンが9000万ドルで、2014年にはインターネット・クーポンは226億ドル、モバイル・クーポンは65億ドルにまで拡大する見通しです。
クーポンを使った購買パターンを示した下の図によると、57%の消費者がクーポンがなければ購入に至らなかったと回答しており、約216ドル多くクーポンを使って購入しています。さらに、クーポンを使った消費者の91%が同じ店舗で買い物をする傾向にあります。最後に、消費者は何を通じてモバイルクーポンを入手できるのかをまとめた図です。トレンドとしては、「QRコード」、「SMS」、「位置情報サービス」、「アプリ」があり、興味深いのは「NFC スマートポスター」でNear Field Communication (短距離無線技術)タグが埋め込まれたポスターに携帯端末をかざしてクーポンを直接入手する方法も挙げられています。