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先日、アップルがダウンロード売上の低迷を受けて、iTunesミュージックストアストアの大規模な変更を検討しているとレポートされました。その計画の中にはオンデマンド型音楽ストリーミングサービスや、Android向けのiTunesアプリの提供開始が噂されていますが、ここにきてハイレゾ音源配信という、また1つ新たな戦略の噂が浮上しています。

アップルはiTunesミュージックストアでロスレス24ビット音源ファイルのダウンロードを開始するかもしれないと、ある音楽ブロガーであるロバート・ハットン(Robert Hutton)がレポートしています。情報によれば、アップルのハイレゾ音源配信は早ければ6月の開発者向け「WWDC」で発表される可能性があるとのことです。

アップルはこれまでもレコード会社に24ビット/96kまたは24ビット/192k形式での音楽ファイルを配信するよう提案してきました。もしこれが実現すれば、iTunesは世界最大のハイレゾ音源ストアになります。

噂によればハイレゾ音源は現在の価格帯から1ドル高くなるそうです。

問題は大きくなるファイルサイズです。24ビットの高音質音源が配信されれば、現在iTunesで配信される16ビットAAC形式の音源に比べてよりレスポンスの良い音が楽しめるようになります。その一方でダウンロードするファイルサイズが大きくなるため、音源を保存するデバイスの保存容量を大きく圧迫します。現在アップルが提供するiPod Classicで最大の容量は160GBです。しかし多くの人が普段使うiPhoneの最上級機種iPhone 5sの最大容量は64GBしかありません。

iTunesでのハイレゾ配信が始まれば、コアな音楽ファンにとっては嬉しいと思います。しかし多くの人にとって、もしすでに購入済みの音楽をハイレゾ音源でまた購入しなおさなければならないなら、ダウンロードには否定的になると思います。そうなればハイレゾ音源配信がダウンロード売上低下を防ぐ抜本的な解決法になるのかどうか、不明になってきます。

みなさんはどう思いますか。

ソース
High Definition iTunes Music Downloads May Be on the Horizon(4/10 MacRumors)

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執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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