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世界で180カ国以上で音楽聴き放題を展開するフランスの定額制音楽ストリーミングサービスDeezerは、CEOのアクセル・ドーシェ (Axel Dauchez)が9月に退任することを発表しました。

新たなCEO探しは、共同創業者Daniel Marhely、COOのChristopher Coonen、取締役会長Didier Bench、米CEOTyler Goldmanによって行われます。
Deezerによればドーシェは「新しい専門的な機会」を追求するために退任するとのことです。

ドーシェの退任は、長い間噂されているアメリカ進出を前にしての発表になりました。またDeezerのライバルであるSpotifyはこの日、米モバイル事業3位のソフトバンク傘下スプリントとの提携を発表、アメリカ戦略の強化をさらに進めようとしています。

Deezerは2006年にフランスで創業したサブスクリプション型音楽サービスです。ドーシェは2010年から同職についており、これまでDeezerの最もアクティブなスポークスパーソンでもありました。

Deezerは現在世界182カ国でサービスをローンチして、アクティブユーザー数1200万人以上、有料会員数500万人以上を抱えています。Spotifyは現在56カ国でサービスを展開しており、アクティブユーザー数2400万人以上、有料会員数600万人以上を抱えています (2013年3月の数値)。

ソース
Deezer CEO Axel Dauchez Stepping Down (4/29 Billboard)


Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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