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ジャスティン・ビーバーやPSYのマネジメントやプロモーションを統括する敏腕マネージャー、スクーター・ブラウン(Scooter Braun)は、英国の広告エージェンシーBartle Bogle Hegarty(BBH)と組んで、クリエイティブ事業を立ち上げます。

新会社「The Creative Studio」はスクーター・ブラウンのマネジメント会社SB Projectsと、BBHによるパートナーシップで実現した、「業界最高の製作でアイデアを実現させる次世代のコンテンツ・スタジオ」です。

The Creative Studioは拠点をロサンゼルスに置き、ブラウンとBBHロサンゼルスのチーフ・クリエイティブ・オフィサーPelle Sjoenellが指揮を取ります。当面の目標は音楽ビデオ、TVコマーシャル、Bロール、マーケティング用フィルムの制作で、ローンチ戦略やデザイン、クリエイティブ、製作など、クリエイティブ面でのプロセスをブランドと直接作業しワンステップで仕上げていきます。

TCSの長期的目標はヴァーチャルスタジオを開設し、テレビシリーズやフィーチャーフィルムなど長期シリーズのコンテンツ制作やオリジナルの著作権管理などにも拡大していく狙いです。

BBHロンドンではこれまでブリティッシュ・エアウェイズやリーバイス、ジョニーウォーカーなどのプロモーションで広告賞を受賞するなどの実績を挙げています。またSjoenell率いるBBH LAはグーグルの「Google Dear Sophie」キャンペーンを手がけてきました。

ブラウンのSB ProjectsではYouTubeを使った音楽プロモーションで音楽史上に残る大成功を収め、バイラルマーケティングにおけるコンテンツのデザインから制作、監修までを戦略的に実施するノウハウを持ち合わせています。

TCSの設立目的は、BBHのクリエイティブ、戦略立案、制作機能と、SB Projectsの前衛的なタレントとエンターテイメント・メディアへの影響力を融合し、「アイデアの創出から実行まで、全てのクリエイティブ・プロセスを管理」できることを最大の強みとして、クライアントに価値を提供することを目指しています。

BBHのSjoenellによれば、広告業界でも音楽業界と同じテクノロジー的な観点からの崩壊に直面しており、コンテンツからのマネタイゼーションにおいてクリエイティブなソリューションを模索してきたことから今回のパートナーシップに辿り着いたといいます。

TCSについてスクーター・ブラウンは

音楽業界で起きたことは、今、全ての人に起こっています。私たちはこの流れの第一波です。テクノロジーに私たちが適応する必要があります。Beatsを音楽業界から超越させて素晴らしいブランドへと育て上げたジミー・アイオヴィンのような人達が、標準を塗り替えてきました。私たちは今ブランディング・ビジネスというマルチメディア・ビジネスの中に立っており、それは広告やマーケティング・エージェンシーやフィルム・スタジオの境界線を超えていきます。

とコメントしています。

元レディー・ガガのマネージャー、トロイ・カーターも自身のマネジメント会社「Atom Factory」で、ブランド向けのマーケティング会社「A IDEA」を立ち上げて、自社アーティストたちの影響力やクリエイティビティと連動するアプローチをクリエイティブに取り入れています。

 

ソース
Scooter Braun, BBH Join Forces for The Creative Studio Joint Venture(6/20 The Hollywood Reporter)

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Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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