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グーグルは本日、音楽ストリーミングサービスのSongzaの買収を発表しました。買収額は未公表。

Songzaはアーティストや音楽専門家、DJなど音楽キュレーター約50人がキュレーションしたプレイリストを、ユーザーの好みのジャンルやアクティビティやムードなどコンテクスト方式で提供しています。ユーザーは今自分がしている活動や気分をアプリで知らせるだけで自分に合った音楽が再生することが出来ます。Beats Musicも同じく音楽キュレーターの手によるプレイリストキュレーションを提供していますが、Songzaは2010年からサービスを提供しています(モバイルアプリは2011年から)。

現在Songzaのアクティブユーザー数は550万人以上です。

今後数ヶ月に渡りグーグルはSongzaのプレイリストキュレーション機能を、自社の音楽ストリーミングサービスGoogle Play Musicに統合して行く予定です。またSongzaのサービスは開発中のYouTubeの有料サービスに採用される可能性もあります。

Songza - Mobile Screenshot

グーグルのSongza買収は、アップルのBeats買収やアマゾンのPrime Music開始など、音楽ストリーミングの領域での競争が一層激しくなり、各社が差別化のために製品開発や買収戦略に取り組んでいるトレンドを示しています。

beatssongza

グーグルの音楽ストリーミングサービスでも、すでにラジオ機能においてリスナーの好きなアーティストや楽曲に最適なプレイリストを用意しています。しかし現行のサービスが提供しているのは、テンポやジャンルなど音楽メタデータを解析したアルゴリズム型の音楽レコメンデーションになります。Songzaの買収と統合では、このアルゴリズム型音楽レコメンデーションや音楽ディスカバリーに、ヒューマンキュレーションの要素をベースにした音楽レコメンデーションをリスナーに提供することが可能になると期待されます。これにより例えば雨の日の朝に聴く音楽やジムで走っている時にテンションあげたい曲など、より人間味のある音楽体験が容易かつ日常的に選択できるようになると考えられます。

ソース
Google buys music service Songza to take on Apple and Beats(7/1 The Verge)

Google Following in Apple’s Footsteps With Songza Purchase (7/1 Mac Rumors)

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Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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