kendrick_lamar_live2014

アメリカ西海岸15日に開催予定の第58回グラミー賞。今年はヒップホップアーティストのケンドリック・ラマーが実験的なラップアルバム「TO Pimp a Butterfly」で11部門、テイラー・スウィフトとThe Weekndがそれぞれ7部門でノミネーションされている今年最大の音楽アワードの授賞式を前に、Instagramが同サービスとして初めてとなるグラミー受賞者の予想を発表しています。

Instagramの予測方法はというと、12月のノミネーション発表から集計した各ノミネートに関するメンションを各賞ごとにランク分けし、月間4億ユーザーのInstagramユーザーがどのアーティストについて最も投稿しているかをベースにしています。

Instagramのデータによれば、テイラー・スウィフトが「1989」で最優秀アルバム、「Blank Space」で最優秀楽曲賞をダブルで受賞。

またカントリー・ミュージックでは、クリス・ステープルトンが「Traveller」でアルバム賞と楽曲賞を受賞すると予想されています。

この背景にはテイラー・スウィフトのInstagramには、6600万人以上のフォロワーが付いていることからも、どれだけソーシャルメディアで影響力があるかが、Instagramの予測から伺えます。注目のグラミー賞授賞式は日本時間16日(火)10時から開始です。

さまざまなアーティストにとってInstagramが重要なSNSとなったことに加えて、Instagramは2015年4月に、音楽専門の「@music」アカウントを運用開始しました。ここでは、アーティストに関連する写真や動画や歌詞、ライブの様子など、大物アーティストから無名のアーティスまで音楽に関連するストーリーをカバーし日々配信するなどして、アーティストやクリエイターにとってますますInstagramは欠かすことの出来ないコミュニケーションツールとなっています。

最優秀新人賞(Best New Artist)
1. メーガン・トレイナー(Meghan Trainor)

2. トリー・ケリー(Tori Kelly)

3. ジェイムス・ベイ(James Bay)

最優秀ダンス・エレクトロラック・アルバム賞(Best Dance or Electronic Album)
1. Disclosure:Caracal

2. Jamie XX:In Colour

3. Caribou:Our Love

最優秀ロック楽曲賞
1. ジェイムス・ベイ:Hold Back the River

2. エル・キング:Ex’s & Oh’s

3. Florence + the Machine:What Kind of Man


最優秀楽曲賞(Song Of The Year)

1. テイラー・スウィフト:Blank Space

2. エド・シーラン:Thinking Out Loud

3. Wiz Khalifa:See You Again


最優秀アルバム賞(Album Of The Year)

1. テイラー・スウィフト:1989

2. The Weeknd:Beauty Behind the Madness

3. ケンドリック・ラマー:To Pimp a Butterfly

最優秀R&B楽曲賞
1. The Weeknd:Earned It

2. Miguel:Coffee

3. Tyrese:Shame

最優秀ラップ楽曲賞
1. ドレイク:Energy

2. Fetty Wap:Trap Queen

3. ケンドリック・ラマー:Alright

最優秀ラップ・アルバム賞
1. ニッキー・ミナージュ:The Pinkprint

2. ドクター・ドレー:Compton

3. ケンドリック・ラマー:To Pimp a Butterfly

最優秀カントリー楽曲賞
1. クリス・ステープルトン:Traveller

2. Little Big Town:Girl Crush

3. リー・アン・ウォーマック:Chances Are

最優秀カントリー・アルバム賞
1. クリス・ステープルトン:Traveller

2. サム・ハント:Montevallo

3. ケイシー・マスグレーブス:Pageant Material

現代の音楽シーンで最も重要なプロデューサーであるにもかかわらず、グラミー賞でも自由な服装のリック・ルービン。

ソース
Instagram Predicts the Top 10 Artists Most Likely to Win a Grammy Award(Inc.com)

image by laferry via Flickr


Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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