マイクロソフト、携帯音楽プレーヤー「Zune」の海外展開を今秋から開始


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マイクロソフトのメディアプレーヤーZuneが、ようやく米国・カナダ以外に進出を始める。

先日発表されたWindows Mobile 7のリリースに伴い、今秋からイギリス、フランス、イタリア、スペインなどの欧州各国でユーザーは「Zune Marketplace」(Windows Phone 7に搭載済み)、「Zune Pass」や音楽・映画レンタルなどのサービスを利用することができる。
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「Zune Marketplace」はアップルiTunesの競合する音楽配信オンラインストアで、音楽(800万以上)、動画、TV番組、アプリの購入が行える。「Zune Pass」は定額メンバー制(8.99ユーロ)ダウンロード・ストリーミングサービスで、メンバーは楽曲を無限にダウンロードし、Windows PC、Windows Mobile、XBox360でプレイすることができる。

ZuneのソフトウェアはアップルiTunesと違い、Windowsマシンのみで稼働する。その一方、Zuneはアップルにはないゲームコンソールで利用することができ、Xbox Liveを使うユーザーはZuneで購入したコンテンツをXbox360上で楽しむことができる。

マイクロソフトの狙いは、携帯音楽プレーヤーだけでなく、スマートフォン、PC、テレビといったデジタル・リビングルームへの進出を思われる。すでに普及しているWindows OSの他に、世界4,600万人ユーザーを抱えるXbox360、そして今回発表のWindows Mobile 7でg互換性の強い環境が展開でき、コンテンツ利用がより一層簡単になる。


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ジェイ・コウガミ

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