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Twitterのトレンドから発見。僕も好きなテレビ番組である「ザ・シンプソンズ」。米フォックス・ネットワークで20年近く放送している人気番組には、毎回お決まりのオープニングカットがあります。

それはシンプソンズが家に帰ってきて全員がソファに腰かけるところで、一発ギャグをかますというカットです(英語では「Couch gag」と呼ばれています)。バリエーションもさまざまで、テレビ番組や映画のパロディがあったり、他のキャラクターが既に座っていたり、ビートルズの『サージェント・ペッパーズ』アルバムカバーをキャラクターで真似るというのもありました。

今週のシンプソンズでは、なんと正体不明のイギリス人覆面ストリートアーティスト、Banksyが監督と絵コンテで参加しています!その内容がダークすぎて笑えない仕上がりになっています。

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テーマはシンプソンズとテレビ局のアニメ制作、キャラクターグッズ、DVD製作の舞台裏。うす暗く過酷な作業現場には、女性、子供やアジア人がアニメ制作、グッズ運び、人形の詰め物からDVDの穴あけまでやらされている労働環境に閉じ込められています。Banskyのアートで頻繁に見られるネズミもカメオ出演。まるで監獄のよう。こんなどろどろしたオープニングは今まで見たことありません。映画の予告を見ているみたいです。
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いかがでしょうか、このようなアニメ番組のオープニングは? よくフォックス・ネットワークは放送にゴーを出したと思います。

関連ソース

Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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