生命愛を意味するアルバムタイトル「Biophilia」は、ビョークの故郷であるアイスランドの絶え間なく変化する自然と、モダンでハイテクな社会のミックスを表現する作品です。「app album (アプリ・アルバム)」としてリリースされる新作は、従来のアルバムリリースに加えて、映画監督ミシェル・ゴンドリーらによるPV集と、6/30から開催予定のマンチェスター・インターナショナル・フェスティバル(MIF)でプレミアライブショーにより実現します。
image via Tiny Mix Tapes
「Biophilia for iPad」は母体となるアプリと連携した10個のアプリがリリースされ、各アプリはアルバム10曲にそれぞれ関連付けられており、ユーザーは楽曲のテーマを探りインタラクトすることができ、さらにリミックスできる機能も提供されます。またアルバムに新たな要素が追加されるたびに、アプリが進化します。アプリ制作者であるインタラクティブ・アーティストのScott Snibbeによれば、「ビョークはiPadをこのプロジェクトで重要な要素だと考えた。彼女は『アルバムとアプリは同時リリースすることで、ストーリー性を統一できる』とアプリを音楽、ストーリー、アイデアとして表現した」と説明しています。
例えば、楽曲『Virus』には曲のテーマであるウィルスと細胞の関係を表したインタラクティブゲームが提供され、視聴者はゲームに参加しなければ楽曲を終わりまで楽しむことが出来ない。
新曲「Crystalline」プレビュー
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「Biophilia」のリリース日程は現在未定。ただどんなアプリができるのか、楽しみです。どんな柔軟性がユーザーに提供されるのか、まさか楽曲をオンライン上で共有すればライセンス違反になると思うけれど、リミックスしたバージョンは友人と共有できるような仕組みが提供されるなど、さらに音楽体験が面白くなる驚くような取り組みに期待しています。
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