Mashableの記事によれば、ソーシャルな音楽ストリーミングサービス『Rdio』(Rdio Facebookページ、@rdio)が新しい有料会員プランを始めるそうです。RdioのCEO、Drew Larner 氏は、新しいプラン「Unlimited Family」を発表、一人分の有料アカウントを家族全員またはグループと割引価格でシェアできるファミリープランです。
RdioはSkypeの共同設立者Janus FriisとNiklas氏とZennstrom氏が2008年に設立した、オンデマンドな会員制音楽ストリーミングサービスです。米国で展開するサービスは、楽曲カタログ保有曲数が先日1000万曲を超え、SpotyfyやMOGと競合しながら、ウェブブラウザベースのみの音楽ストリーミングプランを月額4.99ドルで、アプリ経由のモバイルアクセスを含むプレミアムプランを月額9.99ドルで提供しています。
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Rdioはソーシャル機能は非常にユニークで、友人をTwitterのようにフォローしたり、プレイリストを共有したり曲をオススメする「パーソナル・レコメンデーション」などにより、ユーザーは新しい音楽を簡単に見つけられるようになっています。
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Rdioはサービス内容な料金などプランの詳細を発表していませんが、数週間内に明らかにする予定です。
コンテンツストリーミング向けアカウントのパスワードを他人に教えれば、誰でもアカウントを利用することができますが、Rdioでは2つのアカウントから同時にアクセスして音楽を再生することは不可能になっています。
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Mashableによれば、Rdioはファミリープランを提供する唯一のオンデマンドサービスです。一人であれば、Spotifyのプレミアム会員でオフラインシンク機能を使えば複数のデバイスでも同時に聴くことができます。
この料金形態、今後どのようにコンテンツビジネスに影響を及ぼすでしょうか? 考えてみればすごく合理的なプランです。ソーシャルメディアでリアルタイムな体験の共有が安易になっている今、コミュニケーションに加えコンテンツ消費体験も共同で消費できれば、夏フェスにグループ割引でいって3日間お互いが好きな音楽を楽しむようなもの。ライブ感覚でソーシャル音楽体験を楽しめるようになると思います。
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携帯のようにお得感覚で会員に加入することはないでしょう。誰とでもということにもならないと思う。より近しい友人だったり、興味の合うグループで共有できたら、インタレストグラフをリアルタイムで実感できる、これまでにない体験になりそうで楽しみです!
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