USで聞き放題の会員制音楽ストリーミングサービス「Spotify (スポティファイ)」が本日ようやくリリースされました! Spotifyについては改めて書いてみたいと思います。今回は、米国インターネット調査会社eMarketerが、米国内でSpotify、Pandora、Rhapsodyなどインターネットラジオの視聴者に関する数値をご紹介。
米国ではインターネットラジオの視聴者が毎週8000万人近くになる(日本のネット人口が9500万人弱)。Spotifyにとって、この分野はとてつもない可能性を秘めています。
eMarketerは米国インターネットユーザー(12才以上)の37.5%が、ストリーミング放送、オンラインラジオを含むインターネットラジオまたはポッドキャストを毎週視聴していると推測しています。月別なら、ユーザーの44.3%がネットラジオを視聴しています。
視聴者数
2009年:4710万人
2010年:6110万人
2011年:7930万人
2012年:1億100万人
2013年:1億2100万人
2014年:1億4140万人
2015年:1億5780万人
ご参考までに: 2010年米国インターネットユーザー数:239,900,000人
image via Slash Gear
eMarketerのシニア・アナリストPaul Verna氏は、「SpotifyのUS参入は、USレコード業界にとって、ポジティブかつ長い間待ち望まれた変化であり、ブランドマーケターや消費者にも有益な影響を与えるでしょう。Spotifyは高い確率で成功する可能性があります」
「もしSpotifyがFacebookと組み成功するとなると、Facebookがソーシャルゲームを成長させた勢いと同様の消費が音楽でも予測されます。(Spotifyは)FacebookとZyngaのようなシンボルとなる可能性があります。」
現在見ているだけでも、物凄い数のメディア露出と無料アカウントの招待など、ソーシャルメディアを通じてファンやネットユーザーがSpotifyについてバズを生み出しています。この点から見ても、ZyngaとFacebookとはちょっと違った関係になると思いました。
SNSに依存しFacebookの成長とともに拡大してきたZyngaと違い、すでに単体でブランド価値を訴求し始めたSpotifyには、独立でもパートナーでも成長していける勢いを感じます。
こんなにエキサイトするスタートアップは久しぶりです。
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