アマゾンは、独自の音楽ストレージサービス「Amazon Cloud Drive」と「Amazon Cloud Player」用ストレージの容量無制限とiPad向けCloud Playerを発表しています。未だに日本では利用が出来ませんが、上陸した際にはかなり斬新なサービスメニューが揃っている気がします。
アマゾンは期間限定で、年間20ドルでCLoud Driveアカウントを購入したアマゾンユーザーに、MP3とAAC(.m4a)音楽ファイルが保存できるオンラインストレージ容量を無制限で提供することを発表しました。
これまでアマゾンは、Cloud Driveのストレージを5GBまで無料で提供しており、アマゾンでMP3アルバム購入した場合には容量20GBへアップグレードできるオプションを提供してきました。追加容量は年間20ドルで20GBから購入することができます。
グーグルの『Music Beta』は20,000曲分のストレージを無償提供していますが、グーグルが今後どのようなサービス内容を展開するかは不明です。アップルは、最大20,000曲までの手持ちの楽曲をバックアップさせてくれるiTunes Matchを今秋に年間24.99ドルで提供予定です。
アマゾンユーザーは写真、動画、ドキュメントをAmazon Cloud Driveにアップロードできますが、今回の容量無制限ストレージの利用は音楽ファイルのみに適用されます。アマゾンは、「limited time」(期間限定)がいつまで続くか明らかにしていません。
加えてアマゾンは、ユーザーがAmazon Cloud発表以前に購入したMP3音楽ファイルを含め、Amazon MP3で購入した楽曲を保存できるストレージも無償にないます。
image via Apple Insider
さらにアマゾンはiPad向けに「Cloud Player for Web」をリリースしました。iPad所有者もアンドロイド搭載タブレット、スマートフォンユーザーと同様にCloud Driveに保存した音楽ファイルを再生することが可能になりました。
Cloud Playerは使ったことがないので、コメントがありませんが、アマゾンはiTunesと並び最も音楽を購入する場所なので、無制限のストレージは価値が大きいと思いました。クラウド型音楽の分野ではアマゾンもiPhone5向けに準備を整えていると予測できますし、今日のSpotifyの米国進出のニュースと完全に無関係ではなさそうです。
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