ゴールデンウィークのお休みにいかがでしょうか?
皆さんはライブ動画アーカイブiPadアプリ「Concert Vault」です。このiPadアプリは、ライブ音源を配信しているウェブサイトConcert Vaultの拡張アプリで、1950年代から現代までのライブレコーディングを配信しています。その中には絶頂期にあった1977年のピンクフロイドから2012年SXSWでのザ・ルミニアーズにまで及びます。
どうしてConcert Vaultではこんな長期に渡るライブレコーディングが配信可能なのか? それは、Concert Vaultの運営会社が膨大な量のライブ音源・動画やグッズを取り扱うWolfgang’s Vaultだからです。Wolfgang’s Vaultは、60年代からアメリカ西海岸を中心に人気ロックミュージシャンのプロモーションや有名なライブ会場の「Fillmore」の運営を手がけてきた、伝説的プロモーターのビル・グラハムからマスター音源を取得した会社なので、これまで世に出回っていない貴重な未発表ライブ音源を膨大に抱えています。
現在Convert Vaultでは、「ロック」「ジャズ」「ブルース」など8つのチャンネルから、Fillmore Eastやニューポート・ジャズ・フェスティバルなど有名な会場やフェスで収録された貴重なライブ音源や映像を1万作以上配信しています。
ユーザーはiPadアプリで、プレイリストを作成したり、ジャンルの似た「Similar Artist」を選ぶことで新しい音楽アーカイブを見つけることができます。Concert Vaultは、AirPlayにも対応しているのでアプリをApple TVに接続してテレビでライブ映像を楽しむことも可能です。
アプリはアーティストのバイオグラフィーやニュースも随時アップデートして表示ができます。
Concert Vaultは、月額3.99ドルまたは年間39.99ドルでコンテンツにアクセスができ、Wolfgang’s Vaultのグッズストアとも連携しヴィンテージのポスターやTシャツなども購入することができます。
Wolfgang’s VaultやPaste Magazineの親会社NortonのCOOジョージ・ハワード(George Howard)は、「SpotifyやPandoraなどどの音楽プラットフォームでも、Concert Vaultが配信する音楽は見つかりません。私達はiPadユーザーがアプリを使って過去の音楽と出会い、音楽がなぜ彼らにとって重要だったのかを思い出してほしいと願っています」と述べています。
Concert Vaultではマスター音源からデジタルデータを構築する際には、レコーディング時に使われた機材やテープデッキなどを用いオリジナルな音源を出来るだけ再現するほど、音質にもケアにもこだわりを見せています。
またコンサートの情報、セットリスト、日付なども詳細にリサーチし、出来るだけの詳細な音楽情報をサイトとiPadで提供しています。
Concert VaultアプリはiPhoneとAndroidでも提供しています。もし昔のライブコンサートが好きだけど、YouTubeでアップされた映像と違うライブが聴きたいという人は、Concert Vaultでこれまで聴いたことのないライブを探してみてはいかがでしょうか?
ソース
Concert Vault App Brings 60 Years of Live Music to Your iPad(4/13 Mashable)