こんな音楽サービスの使い方が将来は普通になるかも。
アメリカのテレビでは、今の時期が新番組が始まる「Fall」(秋)シーズンです。ですので、自分たちの人気ドラマに視聴者を集めるために、どれくらいユニークなプロモーションを打てるかが成功のカギになります。
世界中で拡大しているサブスクリプション型音楽ストリーミングサービス「 Spotify 」と、アメリカで人気のケーブルテレビ局「Bravo」は先日提携を発表し、テレビと音楽のユニークなコラボレーションを実現しています。それが『TVサウンドトラック』です。
Bravoは Spotify で公式アカウントを開設し、今秋に始まる人気シリーズ「The Real Housewives of Atlanta」、「The Real Housewives of Beverly Hills」、「Vanderpump Rules」、「Thicker than Water」の4つの番組にちなんだSpotifyプレイリストを作成し公開しました。
このプレイリストは、番組のテーマやトーンに合わせて、番組の放送日にアップデートされていきます。
Spotifyではユーザーやブランドを「フォロー」できる機能があるため、Bravoをフォローした人にはプレイリスト更新の通知が届けられ番組と一緒に音楽を楽しむことができます。また、自分の好きな番組から新しい音楽に出会う可能性も高まります。Bravoは音楽を使って視聴者やファンが番組を楽しめる仕組みを提供します。
こちらがそのプレイリスト。Spotifyをお持ちの方はお楽しみください。
こういうSpotifyやプレイリストの使い方なら、日本のテレビ番組でも実現しそうですよね。ただ主題歌やテーマ曲を楽しむだけでなく、番組のトーンやテーマに合わせて、番組や出演者がキュレーションしたプレイリストを順次公開していくと、番組を見た人も放送後も楽しめるチャンスが拡大します。SpotifyならSpotify音楽アプリを創り、エンゲージメントの幅に厚みを持たせることも可能ですね。
テレビだけでなく、ラジオでも、小説でも、マンガでも同じ使い方が出来そうです。今後の拡がり方が楽しみな事例です。
image by Flickr (Blixt)
TV, perfectly soundtracked(11/11 Spotify)