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世界3大レーベルの1つ、ワーナーミュージック・グループが2014年度第1四半期(10ー12月)の決算を発表しました。売上は前年度比6%増加し、8億1500万ドルでした。増加の要因は、Parlophone Recordsの買収による売上増加で、7400万ドルがレーベルの収入となりました。

準損益は、3700万ドルの損失を計上、前年同期比8000万ドルから改善した結果となりました。

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音楽販売事業の売上は6億9100万ドルで、前年同期6億5700万ドルから5.2%増加しました。

デジタル音楽の売上は2億7600万ドルで8.2%成長し、売上全体の33.9%に拡大しました。

一方、CDなどフィジカル音楽の売上は依然として大きなシェアを占めています。売上は2億7300万ドルでした。

音楽出版部門の売上は1億2800万ドルで、前年同期1億1600万ドルから10.3%増加でした。

ライセンスビジネスの売上は7800万ドル、アーティスト・サービス及び権利拡張では8400万ドルでした。

ワーナーミュージックはアトランティック・レコード、エレクトラ・レコード、Parlophone、Reprise、ライノ・エンタテインメント、ワーナー・ブラザーズ・レコード、ワーナー・ブラザーズ・ナッシュビルなどのレーベルを傘下に持ち、音楽出版大手Warner/Chappell Music社を運営しています。

 


Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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