世界最大のエレクトロニック・ミュージック・ストア「Beatport」がCEO交代を発表しました。
CEOのマシュー・アデル(Matthew Adell)は退任し、Beatportを昨年買収したEDMイベント・プロモーション企業SFX Entertainmentのアドバイザーに就任します。新たにBeatportのトップには、BeatportのCOOでDJ用ソフトウェア「Beatport Pro」部門の社長を務めてきたロイド・スター(Llyod Starr)が社長に就任します。
2004年にDJ専門のオンラインストアとして始まったBeatportは、メジャーレーベルからインディーズレーベルまで幅広いジャンルのエレクトロニック・ミュージックをいち早くダウンロード購入できるサイトとして人気を集めています。Beatportは2013年2月にSFXが約5000万ドルで買収しています。
SFXは2013年12月にビジネスのコアとなるダウンロードストアに集中するため、Beatportのレイオフを実施するなど、組織の再編を行っていました。
Beatportでは2012年時点で登録しているDJやアーティストは200,000人以上、ユニークビジター数は4000万人以上、売上は4850万ドル、純損失150万ドルを計上しています。
ソース
A message from Beatport’s new president (7/3 Beatport News)