ワークアウトをする時に最も聴かれている曲は一体何でしょうか?定額制音楽ストリーミングサービスSpotifyは、傘下の音楽メタデータ解析会社Echo Nestと音楽メディアBillboardと協力して、最もよく聴かれるアーティストや使われる音楽の特性など分析して、ワークアウトに最も適したプレイリストを構築しました。
Spotifyでは現在アクティブユーザー4000万人以上が作成した15億以上のプレイリストを蓄積しています。2000万曲以上の音楽カタログからリスナーが好きな時や気分に合わせて聴きたい曲をセレクトし、ミックステープのように曲を選曲できるのがSpotifyプレイリストのメリットです。さらにカセットやCD-Rのように時間制限が無いため、好きな曲をいくらでもセレクトしていくことができます。
SpotifyとEcho Nestでは、「running」や「cycling」、「weightlifting」「crossfit」「yoga」「the gym」「tae bo」のキーワードからSpotifyプレイリストを分析し、関連するトラックを抽出しリスト化しました。
データ分析の結果が下のSpotifyプレイリストです。最も人気があったアーティスト(Spotifyプレイリストの25曲に選出された回数)はエミネム、2位がSkrillex、3位がマックルモア&ライアン・ルイスという結果になりました。また、アヴィーチーの「Wake Me Up」、Skrillexの「Bangarang」、Swedish House Mafiaの「Greyhoud」、Skrillex, A$AP Rocky、Birdy Nam Namの「Wild for the Night」などEDMトラックが多く好まれる傾向にあることが分かりました。
SpotifyとBillboardでは、分析したデータをインフォグラフィックにまとめています。まずワークアウト時に人気ある音楽ジャンルは1位がヒップホップ/ラップ、2位がロック、3位がEDMでした。
またワークアウト別によって好みのジャンルが異なることも分かりました。このジャンルの分類は、曲のテンポや音の大きさ、エネルギーレベル、踊りやすさなど、楽曲の特性によって変わります。例えばトレーニングバイクをする人は、感情的なムードになる「EDM」や動きやすくしてくれる「ポップ」を聴く傾向が強く、またウェイトリフティングをする人は、機械的な音よりも人間が演奏する楽器や声が強い「オルタナティブ・ロック」や生音が強い「ロック」を聴く傾向があります。
ソース
Workout Songs (Exercise Playlist): What Are You Listening To? (6/23 Billboard)