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ヒップホップ・プロデューサーのドクター・ドレーと、大物音楽プロデューサーでメジャーレコード会社CEOのジミー・アイオヴィン率いる人気ヘッドフォンブランド「Beats by Dre」。オーディオ機器を運営する「Beats Electronics」と定額制音楽サービスを運営する「Beats Music」は今年の5月にアップルが約60億円で買収しましたが、そのBeatsがカリフォルニア州カルバーシティに位置する新オフィスを公開しました。これがオーディオメーカーのオフィスか!?と思ってしまうような素晴らしくおしゃれなデザインですよ。

華やかな色使いやパターンに定評がある、ロサンゼルスの設計事務所Bestor Architectureは、Beatsのイノベイティブなデザイン、リサーチ、開発センターを組み合わせた、3つの建物で構成される自然光がたっぷり入るキャンパスを設計しました。

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105,000 平方フィート(約9,755平方メートル)のオフィススペースをデザインするためにBestor Architectureはワークスペース・コンサルタントのLoescher+Meachem Architectsと協力して、3人の異なるCEO、4人の重役、従業員650人が働く異なる事業(Beats MusicとBeats Electronics)内の12の部署をまとめるために、より良いオフィス環境の計画を立てていきました。Beats ElectronicsのCEO、ルーク・ウッド(Luke wood)によれば、オフィスデザインはアップル買収以前に完成しており、今後も買収によって新オフィスの利用には影響はないと答えています。

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カジュアルでおしゃれな自宅のようなオフィス。敷居がなく、誰でも顔が見えやすいレイアウト。ソフトウェアとハードウェアが融合して誰もが使ってみたいと思わせるファッション性の高い製品を生み出すBeatsらしいデザインです。アーティストやデザイナー、プログラマーなどとオープンなコラボレーションを進める企業カルチャーを象徴しているみたいで、刺激されます。こんなところで働いてみたい!

ソース
Bestor Architecture uses primary colours in Beats by Dre headquarters (7/22 Dezeen)

Beats By Dre’s Splashy New Headquarters: No Apple Influence Here 7/22 Co.Design


Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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