定額制音楽ストリーミングサービスSpotifyがスマホアプリをアップデートし、イコライザー機能を追加しました。イコライザーにはエレクトロニックやヒップホップ、アコースティックやクラシックなど22のプリセットされたEQに加えて、リスナーが自由に設定することも可能です。
エコライザーはSpotifyアプリ内の「SETTINGS」にある「Playback」で設定が可能です。iOSとAndroidアプリに導入が始まっています。
Spotifyの製品担当副社長Sten Garmarkは、
イコライザーはiOSアプリで最もリクエストが多かった機能の一つ。
と言います。
Spotifyは2008年にスウェーデンで始まった月額定額制音楽サービスで、無料と有料の両方で音楽が聴き放題できます。有料(月額9.99ドル)プランを選ぶと、2000万曲以上の音楽がオンデマンドでスマホやPC、タブレット、スマート家電などで聴くことができます。
現在アクティブユーザー数は4000万人以上、有料会員数も1000万人以上と、音楽ストリーミングサービスの分野では最も人気のサービスです。現在世界57カ国で展開し海外市場への進出を強化していますが、まだ日本には上陸はしていません。
世界の音楽シーンでは、音楽ストリーミングサービスを使うユーザーが拡大して、音楽業界内でもストリーミングサービスのビジネス的な重要性が増しています。より多くの人が音楽をストリーミング再生する流れの中で、イコライザー機能のような付加価値は、スマホアプリで音楽を自由な設定で聴きたいリスナーに自由な選択肢を提案してくれます。音質、ハイレゾといった高度なテクノロジーに依存するのではなく、音楽が好きな人なら誰でも好きな音を好きな時に楽しめる聴き方を拡張するための追加機能だと考えられます。
それにしても、Spotifyのスマホアプリはインターフェース・デザインが素晴らしいですね。
ソース
Spotify Adds Equalizer to Its iOS App (7/29 The Next Web)