DJミックスやライブセットなどを投稿し共有できる音楽サービス「Mixcloud」が新たにサブスクリプション型有料プランを開始しました。Mixcloudでは有料プランの導入によって、クリエイターやコンテンツホルダーへの収益分配を強化します。
Mixcloudが導入したサブスクリプション型有料プランは2つ。リスナー向けには「Premium」プランで、月額6.99ドルまたは年間69.99ドル。このオプションではミックスを視聴中でも広告に邪魔されずに再生が楽しめます。
http://www.mixcloud.com/premium/
クリエイターやコンテンツホルダー向けの「Pro」プランは月額15ドル。ラジオ番組やDJミックス、ポッドキャストなどをアップしたいユーザーが利用できる、オーディエンスへのリーチや場所、流入などが分析できるエンゲージメント分析ツールが提供されます。このプランは、SoundCloudの有料プラン「アンリミテッド」アカウントに似ています。
https://www.mixcloud.com/pro/
Mixcloudは1月に広告主となるブランドのプロフィールを含む新しいウェブ・プラットフォームをローンチしました。Mixcloudによると、新しいプラットフォームを開始して以来、視聴時間が60%もアップしたと述べています。この視聴時間の増加をさらにかくだいさせるため、Mixcloudは新機能「Repost」を導入します。
TwitterのRTやTumblrのreblogのように、ミックスを「Repost」する機能が追加されます。この機能によってリスナーは友人やフォロワーが聴いた音楽を見つけやすくなり、新しい音源の発見が簡単になります。
MixCloudのチーフ・テクノロジー・オフィサー、マット・クレイトン (Mat Clayton)は、
ビジネスモデルの観点から、このアプローチは収益を多様化し、安定させ、今期末までに総収入の25%をD2C (ダイレクト・トゥー・コンシューマー)ビジネスになるように成長させることを目指しています。さらに、MixCloudサービスでユーザーが課金できるプロダクトが存在することが重要だと考えています。これは、ネット上のコンテンツとサービスに価値があることを示す先例になるでしょう
とコメントしています。
ロンドンに拠点を置くMixcloudは、長時間のノンストップ・ミックスがアップできるとして設立以来6年間で世界中のDJやクリエイター、ポッドキャスターから根強い指示を集め、現在では月間ユーザー数は1000万人を超えています。