ラッパーのケンドリック・ラマーが突如新曲「i」をネットで公開しました。2012年に「Goodkid mAAd city」をリリースして以来の新曲としてファンやSNSで高い注目を集めています。
さらにこの新曲は、音楽共有サービス「SoundCloud」で公開から24時間で再生回数200万回以上を記録、ファンの熱度の高さを示すベンチマークとなっています。
“i”はSoundCloudで公開後6時間で再生回数が100万回に到達し、リリースから3日現在 (26日)では330万回を突破する程の勢いのまま聴かれ続けています。
YouTubeの場合は、動画公開から24時間で再生回数100万回以上を記録することは、大物アーティストであれば実現します。最近ではテイラー・スウィフトの「Shake if Off」の動画が記録を達成しています。
しかしSoundCloudのように音源だけで再生回数が100万回以上を抜くことは、極めて珍しいケースです。ケンドリック・ラマーは「i」の動画は未だに公開していないため、唯一の音源(しかも無料)はSoundCloudの音源のみです。
SoundCloudは月間ユーザー数1億7500万人以上が200以上の国からアクセスする、ベルリンが拠点の音楽スタートアップです。投稿される楽曲数は、巨大な音楽共有プラットフォームです。
SoundCloudには毎分12時間分のオーディオがアップロードされています。そしてその中の半分は、アップロードしてから60分以内にSNSを通じてリスナーによって聴かれるという、音楽のコミュニケーションが実現しています。クリエイターがファンと直接音楽でつながる体験を演出するプラットフォームとして成功しているSoundCloudは、楽曲のプロモーションとSNSの波及効果以外にも、どれだけファンから注目を集めているかを見分ける新しいバロメーターかもしれません。