サンフランシスコ・フォーティナイナーズ所属のスタークオーターバック、コリン・キャパニック(Colin Kaepernick) がNFLから1万ドル(約100万円)の罰金を課されました。理由は「Beats by Dre」のヘッドフォンを10月5日の試合後のプレスカンファレンスに着用して現れたから。
先日レポートした通り、NFLはオーディオメーカーBoseとエクスクルーシブな広告契約を結びました。そのためBose以外のオーディオデバイスがプレスカンファレンスやトレーニング、スタジアム入場やベンチなど、メディアが入る全ての場で着用することを禁止しました。このルールの影響をダイレクトに受けたのが、アスリートに人気の「Beats by Dre」ブランドのヘッドフォンでした。
Beatsヘッドフォンは、同社のマーケティング戦略としてテレビCMや動画などでのアスリートの活用に積極的でブランドイメージ作りを行う、これまでのオーディオメーカーとは全く異なるマーケティングを実現しています。
またアスリートにとっても試合前やトレーニングで好きな音楽を聴いて気分を高める時間は非常に重要で、彼らにとってもBeatsヘッドフォンの価値は無視できない存在でした。
レポーターはキャパニックに対してBeatsが罰金を払ってくれるか尋ねたところ、キャパニックはコメントを避けました。NFLのルールでは、スポンサー企業など第三者が罰金を支払うことを禁じています。
ソース
NFL Fines Quarterback $10K for Wearing Beats By Dre Headphones (10/10 Billboard)
Image: USA Today