サブスクリプション型音楽ストリーミングサーヴィス「Spotify」と、日本や世界に広がる高級タクシー配車サーヴィス「Uber」が間もなく車内音楽サーヴィスで提携を発表することが明らかになりました。
ニューヨーク・タイムズが複数のソースからの情報をレポートして、その後TechCrunchが詳細にレポートしています。Uberは17日(月)にプレス向けに電話カンファレンスをするとメディアに招待状を配布、そこにはUberのCEO、トラビス・カラニック氏と「special partner guest」とあり、五線譜のビジュアルが施されています。
レポートによると、UberはSpotifyのオンデマンド型ストリーミング音楽再生機能を車内で利用者に提供していくと言われています。UberとSpotifyがどのように連携して利用者に音楽再生を実現するのか詳しくは分かっていませんが、TechCrunchによると運転手はUberアプリでカーステレオがAUX端子(音声入力端子)対応かどうかの情報を入力する必要があり、Uberから支給されたスマホをカーステレオに接続すると、乗客が音楽を再生できるようになるとのことです。
またTechCrunchが入手した別のスクリーンショットでは、乗客用Uberアプリには音楽再生用のボタンが表示され、移動中に音楽を選択し再生、スキップ、一時停止、巻き戻し、プレイリストからシャッフルできるようになる模様です。
TechCrunchが発見した動画
Spotifyはこれまでに自動車メーカーと提携してきました。フォードやボルボなどのモデルには、ダッシュボードや音声制御で操作する車載システムにSpotifyの音楽再生機能が組み込まれています。しかし音楽サーヴィスが、リムジンやタクシーで乗客に楽曲を選ばせて再生できる機能を提供するのは今回が初めてになる予定です。
ソース
Uber Said to Announce Music Partnership With Spotify (11/14 NYTimes.com)
Uber Integrates With Spotify To Let Passengers Become Backseat DJs (11/14 TechCrunch)