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アメリカのホリデーシーズンの始まりでもある感謝祭と、その翌日(2014年は11月28日)の「BLACK FRIDAY」(ブラックフライデー)は、年間で最大の売上が生まれる年末商戦の始まりでもあります。音楽も他業種と同様に、大きな動きがありました。

ニールセンによると、11月24日 – 30日の週でアナログレコードの売上は前年比で約50%上昇して、173,000枚から259,000枚の売上を記録しました。アナログレコードの売上が伸びた背景には、レコード・ストア・デーが各レコード店と連動して実施したブラック・フライデー向けのセールスプロモーション「Back To Black」が売上急上昇につながる要因となりました。

CD売上もオンラインショッピングとメールオーダーを合わせて16.5%アップし、売上規模で約100万枚を記録しました。

しかし、全体の規模で見ると、アルバム売上は15.2%と大きくダウンし、前年の860万枚から728万枚へと減少しました。業界関係者はアルバム売上低下率を12.3%ダウンと予想していたので、実際の数値はこれを大きく上回る悪い結果となってしまいました。

人気だったのはPentatonixの「That’s Christmas To Me」で、217,000枚を売り上げました。

小売店での音楽販売を見ると、ターゲットやベストバイ、ウォールマートなど大手チェーン店では、最新作は7ドルで販売。Hastings Entertainmentでは4.99ドルで最新タイトルが販売されていました。

ソース
Black Friday Brings Rough Sales Numbers for Music Retailers, High Notes for Vinyl and Online | Billboard(12/4 Billboard.biz)


Jay Kogami

執筆者:ジェイ・コウガミ(All Digital Music編集長、デジタル音楽ジャーナリスト)

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