ジェイ・Zが「定額制音楽配信」ビジネスに進出、北欧のWiMPとTidal親会社を買収


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ヒップホップ・プロデューサーのジェイ・Zが音楽ストリーミングサービスを買収したことが正式に発表されました。

ジェイ・Zは投資会社Project Panther Bidco (ジェイ・Zが経営する会社の一つ)を通じてスウェーデンのIT企業Aspiroの株式を5,600万ドルで買収し経営権を獲得、Spotifyやアップルと競争できる音楽サービスを手にしたことになります。Aspiroは北欧で人気の定額制音楽ストリーミングサービス「WiMP」と、高音質の音楽ストリーミングサービス「Tidal」を運営しています。

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WiMPは現在有料会員数51万2000人でその内の3万5000人が高音質配信のTidalユーザーと2014年10月の発表で明らかになりました。

特に注目されるのが、高音質配信のTidal。2500万曲分のFLAC、ALACロスレス形式の音楽を1411kbps、44.1kHz/16ビットで配信します。通常の音楽サービスでは最大320kbpsで配信されています。現在月額料金20ポンド/20ドルと通常の音楽配信の2倍の料金設定になっています。

Aspiroは定額制音楽サービスを3月までに22カ国に展開する計画を打ち出していました。

ソース
Jay-Z wins battle for music streaming company (3/13 The Guardian)
photo credit: www.adamglanzmanphotography.com  cc


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ジェイ・コウガミ

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